間抜けとは「間」が読めない人のこと?ビートたけし「間抜けの構造」
この言う本を読むと、なんともやりきれない思いに駆られて、コメントのしようがないのです。遠野なぎこさんの自叙伝というか半生記をつづられた本。第1章から第7章まで、実の母親との関係や、これまで関係のあった男性についての具体的なエピソードに満ちています。
実は、私はあまり遠野なぎこさんについて良く知らないのです。しかしこの本を読んでみると、NHKの朝の連続テレビ小説「すずらん」でヒロイン・常盤萌を演じられた方なのですね。
NHK連続テレビ小説『すずらん』
しかしそれにしてもなかなかショッキングな内容。同時に遠野さんの生きてきた道のりの険しさを感じさせてくれます。ただこの手の本はある意味暴露本として、個人的な復讐に用いられることがあります。その是非はさておいて、出来るだけ冷静に遠野さんの書かれている文章を読んでいると、やはり渇愛というか、愛を求めているのだけれど与えられないことからくる「恨みと甘え」の混沌とした感情が感じられます。
映画で今「渇き」という作品がありましたが、思わずそれも思い出しました。親と子の間の関係、愛着関係、というのは、結局、その後の人間関係のあり方や生き方のスタイルにまで大きく影響を残すのですね。改めて考えさせられました。
うつ・発達障害・不登校・不適応等のお悩みに カウンセリング・オフィス岸井
□■□■□■□■ 【カウンセリング・オフィス岸井】□■□■□■□■
☆初回面接は無料です☆
JR・阪神「元町」阪急「花隈」神戸市営地下鉄「県庁前」駅からいずれも徒歩5分
電話:090-1243-9646 メールはホームページからもできます