ドキュメンタリー映画「徘徊」:認知症の母と娘の日々を描いた作品
今回見た映画はこれ
「しあわせはどこにある」というタイトル通り、幸せ探しに旅に出たアメリカの精神科医のお話。アメリカの映画には精神科医の作品も良くありますが、日本と違いそれだけ精神科やカウンセラーなどに対する敷居が低いのでしょうね。この映画の主人公は誠実で人の良さそうな精神科医のヘクターさん。これだけでも、精神科医というと、なんだかちょっとミステリアスな存在とか、なんでもお見通しで怪しげな怖い薬を処方する仙人みたいな人、なんてイメージが浮かぶ(・・て思ってるのは私だけかもしれませんが・・)日本とは大分イメージが違いますね。
まぁそれは置いといて、それにしてもテーマが「幸せって何?」ということなのですが、それをアメリカ人が考え始めるとすぐに中国やモンゴルの修行僧のところやアフリカなどの「未開の地」へ飛んでさまざまな体験をし、そして出会った人に「あなたにとって幸せって何?」って聞くことにつながるわけです。
そっか~現代の彼らにとっても「幸せ」を考える時、やっぱり「頭で知的に理解」することがメインになるんですね~。何だか見ていて「そりゃ~違うだろ~~」と突っ込みたくなる場面がたくさんありました。まぁ作品の出来不出来は別にして、結局は理屈ではなく、自分が幸せを感じなければ理解できない、それは実は自分の足元にあったんだと言う「青い鳥」的なところへ落ち着いていくので、思わず「そりゃ~そ~だろう~~」と言う感想を持ってしまいました。
もっとも映画の設定では、「人の不幸を解決する」仕事の精神科医が結局「実体験としての幸せ」を知らなかったわけですから、そりゃ~ちょっと無責任だよね。といってもじゃあ、「お前は同じような仕事をしていて、幸せって何か知ってるのか?」と改めて問われるとちょっと口ごもってしまいますが、少なくとも「こうこう、こういう状態が幸せっていうことだ」って説明できるものでもないとは思いますね。やっぱ、自分で感じるものでしょう。
あなたは今、幸せ? 少なくとも私は今、「幸せ」ですよ!(^_-)-☆
興味のある方は、ゼヒ!!
◇◆◇ こんな映画もありまっせ! ◇◆◇
映画「精神科医ヘンリーカーターの憂鬱」:精神科医は自分を治療できるのか?
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映画「パパが遺した物語」:大切な人を失った心の空洞
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映画「博士と彼女のセオリー」:一人の人間、ホーキング博士を描いた作品
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映画「精神」:「病と共に生きる人」、そしてその彼らと共に生きる人
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映画「奇跡の2000マイル」:人生の砂漠を歩く女性の生き様
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映画「バイバイ、ママ」:「ママっ子男子」はアメリカでも!
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映画「「クワイエット・ルームにようこそ」:おもしろうて やがて悲しき映画かな
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映画「西の魔女が死んだ」:気が付いたからには目をそらすことはできない「自分」
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映画「セブン・サイコパス」:やれやれ、まともなのは俺だけだ、と思っているサイコパスの話
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