ドキュメンタリー映画「徘徊」:認知症の母と娘の日々を描いた作品
大分以前に一度VHSで(古い!)見た作品ですが、印象が強かったので再びVHSで(!!)見直しました。作品の舞台はヒマラヤの高地民族が冬が訪れる前に生活物資を手に入れようと塩を牛に積んで町まで長い旅を続ける、という「キャラバン=隊を組んで行く商人の一団」なのです。それまで代々長老一族がリーダーとして隊を率いてきましたが、現長老ティレンも年齢を重ね、そろそろ長男に次を譲ろうとしていた矢先に、別のキャラバンを組んで旅していた長男が事故で死んでしまいます。その時に長男と一緒に旅していた若きリーダーがカルマと言う青年でした。
DVDもあるのですが、今回はVHSビデオのジャケットを紹介
さらに予告編もありました。(と言ってもかなり前の作品ですが)
長老を始め村の年寄り連中は、色々なイベントや村の運営を昔ながらに神様に祈りをささげ、占いに出た宣託に従うことに全く疑いを持ちません。しかしどこの世界でもそうでしょうが、やはりこのの高地民族の村でも若き青年たちは占いや神様よりも合理的で科学的な判断で動こうとします。よく見かける光景ですねぇ。ヒマラヤの高地でなくても、日本の関西で大手老舗の○○家具の父娘の骨肉の争いや、お隣韓国でもロッテの後継者問題など、年寄りと若者の世代交代にまつわる確執は珍しくありません。
さぁこのヒマラヤ高地に住む少数民族の後継者争いは一体どういう展開を見せるのか、とっても生々しくて興味深いですよ。人間、どこに住んでいても、どんな生活や言葉をしゃべっていても、大体同じような人生テーマを生きるものなのですよね。興味津々。
ネタバレしても困りますが、最後の最後に二人が交わす言葉がとても素敵なので引用しちゃいましょう。
若きリーダー、カルマ「ティレン・・・・あんたが実の父親だったらよかった・・・」
長老ティレン「息子にしては・・・わしに似すぎとる・・・。カルマ、わしがいつもいつも神託に従ってきたと思うのか?・・・・反抗することから、真の長老が生まれるのじゃ・・・ よいか、カルマ、これからはお前がこのキャラバンを率いるのじゃ!」
おぉ(文字にすればちょっとクサいセリフですが)渋いやり取り!男と男のぶつかり合い!まるでゴッドファーザーを思い出します。
興味を持たれた方は、レンタルショップで探してみてください。運が良ければあるかも!
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