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岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

カウンセリング・オフィス岸井

コラム

自分ではどうしようもないもどかしさ・苦しさ「チック症群」

このテーマでは、いくつかのこころの問題について簡単な説明をしてます。もしかしたら自分が当てはまると思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、くれぐれも自己診断せずに、気になる場合は必ず信頼できる専門の医師に受診してください。私たちカウンセラーは診断はできませんが、メンタルなケアが必要な場合はお力になれるかもしれません。ご相談下さい。

さて今日取り上げるのは「チック症群」。チックとは「突発的で、急速かつ反復性を持ち比律動性の運動、または発声」のことを指します。その中でも咳払いやうなり声、「ア」、「ウッ」などの発声や奇声や単語を発するなど様々な音声による症状を「音声チック」と言います。また、首を振る、首をかしげたりまわす、頻繁なまばたきや鼻をピクピクさせたり、口をすぼめるたり開けたり、肩をすくめるたりピクッと動かしたり、場合によっては、人や物にさわる、飛び跳ねる、体全体を揺するなどの運動を伴うものを運動チックと言います。

これらのどちらかのチックが1年以上続くと「持続性(運動、または音声)チック症」と呼ばれ、1年未満であると「暫定的チック症」と呼ばれます。また多彩な運動チック、および1つ以上の音声チックが両方見られる場合を「トゥレット症」と言われます。これらは昔は心理的原因によるものとされていましたが、現在では基本的に神経疾患であり、その発現には心理的なストレスが関与しているとされています。

一般的に言って3〜4歳の幼児期から始まり、7〜8歳の学童期にに多くみられ、どちらかと言うと3対1の比率ぐらいで男児に多い傾向にあるようですね。薬物療法とともに軽度なものであれば心理療法が役立つことがあります。もっとも重症になると日常生活全般に影響が出てご本人はとても苦しまれます。その様子を訴えたトゥレット友の会の作られた動画を載せておきます。少しでも理解が進むとよいですね



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