ドキュメンタリー映画「徘徊」:認知症の母と娘の日々を描いた作品
今日紹介する映画はこれ
これどうやらDVD商品化はされていないようですね。私はWOWWOWで録画しておいたのですが、amazon ビデオならば視聴可能です。
日本映画で「クワイエットルームへようこそ」とい映画があります。以前このコラムでも取り上げました。
映画「「クワイエット・ルームにようこそ」:おもしろうて やが
「クワイエットルームへようこそ」は主演の内田有紀さん演じる情緒不安定な女性が、オーバードーズ(多量服薬)して意識を失い、気が付いたら精神科の閉鎖病棟の「クワイエットルーム」に保護されていて、そこから病棟での入院生活が続く中で色々な患者さんとの交流が始まる、という作品でした。
この「なんだかおかしな物語」も、主人公の男子高校生クレイグが家族関係や自分の進路・将来に悩み、落ち込み、気が付いたら橋の欄干を歩いているところを保護され、少し世間から休養を取ろうと、クレイグは自ら精神科病棟に入院する、という設定です。
そこで出会ったさまざまな問題を抱えながら日々の生活を送る人達との出会いが、彼の人生に対する見方を変え、こころを変えてくれます。その経過を深刻ではなく、今どきの男子高校生の軽いノリと笑いにまぶして描いてくれています。
高校生クレイグは、自分の進路に対して親や学校の先生の進める有名大学に進むことが自分の人生の幸せにつながると信じて居ました。そこに進みさえすれば自分の将来は成功が約束され、吸えは大統領か大会社のCEOだと。
しかし周囲の友人を見ると、自分より優れた学力と才能にあふれ、青春を謳歌している「リア充」の奴らばかり。それに比べて、この僕は、何のとりえもなく夢ばかり追い続けている・・・・と夢と現実のギャップに目覚めてしまったのです。そりゃ~~落ち込むのは当然ですね~。それを引き金に「自分は生きている価値がない」と精神的に追い込まれていくのですが・・・。
言葉で紹介するとちょっと深刻な印象ですが、じっさいの作品では高校生の軽いノリの視点から描かれている部分も多いので結構見ていて興味深かったです。
興味のある方はどうぞ!
◇◆◇ なんだかおかしな作品はまだまだあるよ!
映画「「クワイエット・ルームにようこそ」:おもしろうて やがて悲しき映画かな
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52739/
映画「西の魔女が死んだ」:気が付いたからには目をそらすことはできない「自分」
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52560/
映画「セブン・サイコパス」:やれやれ、まともなのは俺だけだ、と思っているサイコパスの話
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52407/
映画「エレファント・ソング」:助けて・・・・僕は誰からも愛されてこなかった・・・
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52288/
映画「マーサ、あるいはマーシーメイ」:マインドコントロールから抜け出す苦しみ
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52112/
「hikikomori」を描いたドキュメンタリー映画を紹介します。
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52107/
アニメ映画「Colorful(カラフル)」:思春期の少年が人と自分を信じられるようになるまで
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/51903/
あやしうこそものぐるほしけれ 映画 「17歳のカルテ」
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52565/
映画「デタッチメント 優しい無関心」:みんなが誰かの助けを求めている
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52294/
うつ・発達障害・不登校・不適応等のお悩みに カウンセリング・オフィス岸井
□■□■□■□■ 【カウンセリング・オフィス岸井】□■□■□■□■
☆初回面接は無料です☆
JR・阪神「元町」阪急「花隈」神戸市営地下鉄「県庁前」駅からいずれも徒歩5分
電話:090-1243-9646 メールはホームページからもできます