大切なことは絵本から学んだ ④ 「ムーミンのともだち」
今日紹介する絵本はこれ
“ここは、とある森の中。
ちいさなかわいいブタさんが、くらしていました。
生まれたときからブタさんは
耳がきこえません”
この絵本の主人公のブタさんは耳が聞こえません。
“きっと神様が、わたしの耳を作るのをわすれてしまったんだわ”
“音って、どんなもの?”と思いながらも毎日仲間たちを遊んでいたブタさん。
あるひ海へでかけていった時、波の音を何度も何度も一生懸命教えてくれたのが友達のサルくんでした。
“今日から、ぼくがブタさんに音を教えてあげるよ”
仲良くなったサルくんに色々な音を教えてもらって世界が広がっていくブタさん。
ところがこんな中の良い二人にも色々なことが起きて別れの時が来てしまうのでした・・・。
・・・と物語が展開していくのですが、実はこの絵本は、聴覚障害者の女の子と友達の男の子との出会いと別れを描いたテレビドラマ「ラブレター」のストーリーの中で、主人公女の子が大人になってから作り上げた絵本だったのです。
物語の中の絵本が実際に絵本として出版されたというわけですね。
ですから表紙にある「さく・え たどころみなみ」というのは主人公の女の子の名前です。
2008年から1年間、TBSテレビで、愛の劇場40周年記念番組して昼に放映されていました。私は全部見ていたのですが、小豆島を舞台に、施設に預けられていた聴覚障害を持つ少女がさまざまな出会いを重ね、家族の絆や友情、そして忘れられない初恋を通して大人へと成長していく物語です。
聴覚障害をもつ一人の少女の15年間の姿を描作品で、毎回楽しみに見ていた記憶があります。
もちろん絵本としても、とても楽しめる作品です。
興味があれば一度手にとってみてください。
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