ちょっといい言葉 ① 赤毛のアンより <私の経験から言うと、物事は楽しもうと思えば・・・>
「私たちが人生で時折で会う、
『なぜか妙に好きになれない人』『理由もなくなぜか嫌悪の念が走る人』、
その人は実はあなた自身の一部なのです。」
分析心理学者のユングさんの言葉。
『なぜか妙に好きになれない人』『理由もなくなぜか嫌悪の念が走る人』、
いませんか?
これこれこういう理由で被害を受けたから、というのではなく、なんとなく嫌い、なんとなくうっとおしいと思う人。
実はそういう人は、ユング心理学で言えば、自分の内面の一部でありながら、自分自身の中でどうしても受け入れることができない、いわゆる「こころの影」を体現している人なのです。
抽象的に言うとわかりにくいかもしれませんが、具体例を出してみましょう。
例えば「人にはやさしくしなければいけない」と心に決めている人は、「人にやさしくしない」ことはいけないことだと思っていますよね。そういう人が「人にやさしくしない人」を見かけたら、何だか無性に腹が立つのです。
「男と子は黙っている方が男らしい」と思っている人は、ペラペラしゃべる人をあまりいい気持で眺めていません。「男のくせにペラペラしゃべりやがって」と思うことでしょうね。でも、それは自分の心の中で「ペラペラしゃべりたい自分」を抑え込んでいるから、それを自由に見せるタイプの男性に腹が立つのです。決して自分と無縁な存在ではないのです。
ただ自分の中で「そういう自分は出してはいけない」と無意識に抑え込んでいるのです。その努力が大きければ大きいほど、自由に表に出している相手が腹立たしく思えてくるわけです。
そう考えれば、自分が受け入れがたい人に対する見方が少しは変わってくるかもしれません。
一面に当たる光が強くなればなるほど、影は濃いさを増してきます。
肩ひじ張って光の当たる部分ばかり意識しないで、時折自分の影の部分にも目を当てて「許してあげる」ことも大切かもしれませんね。
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