相手の顔がモンスターに見えてくる時

2015年9月2日

テーマ：こころの散歩道

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

仲睦まじい恋人たちが、互いの目をじっと見つめ合っているシーンは、とてもロマンチックですが、もしその二人がそのままじっと
１０分間も相手の目を見つめ続けると一体どうなるでしょうか？

そんな実験が、イタリアで行われたそうですが、その結果は驚くべき事態が！

なんでも20名の被験者にはペアを組んでもらい、じっと１０分間目を見つめ合ってもらったそうです。体験的に言うと、相手の人の目をじっと見津得るのは、せいぜい２～３０秒が限界ですね。一度「１分間見つめ合ってください」なんていうことを言われてやってみたことがありましたが、私にとってははっきりって苦痛でした。でもなんででしょうね？

その実験によると人の目を見つめていた人の90％が、相手の顔が歪んで見えたと答え、そのうち３分の１は怪物が見えた、と答えたそうです。

なんだか非日常の気分になったそうで、いわゆる「変性意識状態」といわれる状態でしょう。
実験を行った博士は、他人の目を見つめると、何らかの要因が人間の認知と精神状態に大きな影響を与えると確信しているそうです。

またこれは自分の目を鏡で見続けても同じような「変性意識状態」を引き起こすのだそうです。中には、やはり怪物や幻覚が見えたという人もいたそうです。

興味深いけれど、実際鏡で自分の目を見続けるのは、ちょっと怖そうだなぁ～。
もっとも奥さんが怒っている時は、なぜか１０秒でも怪物に見えてくるもんですけどね(^^;)
　