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岸井謙児

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岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

カウンセリング・オフィス岸井

コラム

映画「バイバイ、ママ」:「ママっ子男子」はアメリカでも!

2015年8月31日

テーマ:「こころ」を描いたこんな映画

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

今日取り上げる映画はこれです。

バイバイ、ママ

邦題は「バイバイ、ママ」しかし原題は「Lover boy」つまり、「ママっ子男子」的な意味でしょうか。
*「ママっ子男子」について知りたければこちらをどうぞ!
「自立」ではなく「関係への埋没」!「ママっ子男子」急増への懸
DVDのカバー写真には、カワユイ男の子が中心ですが、実際の物語は男の子の母親が主人公なんです。
このお母さん、小さい頃に自分の両親が自己愛の子どもじみた「親になれない夫婦」だったのが原因なのか、「愛される」という実感が良くわかっていません。

今で言えばACタイプのお母さんなのでしょうが、もともと家族と言うものや男性の存在と言うものを子作りの手段としてしか感じていません。

愛読している本が「女郎蜘蛛の生殖行動」と言う本で、自分の分身となる理想の子どもを設けるためだけに、男性を必要とし、生殖行動を終えればハイ、サヨナラという感じです。

そしてひょんな一夜限りのアバンチュール(古い!?)から生まれた子どもを自分の分身として自己愛の満足のためだけに世話をするのでした。

・・・と、ここまでちょっと辛口の紹介をしましたが、気持ちはわからないでもない、と言われる方、結構いらっしゃるのでは?
「LOVER BOY」とは「私の愛する小さなぼうや」と言う意味でしょうが、母親と言うものは基本的に子ども(特に男の子)については自分の愛人みたいに感じているのではないでしょうか?
私は男なので良くわかりませんが、以前母親同士が会話をしているのを聞いて「子どもの中でも息子は特別」「そうよね~」という会話を耳にした経験があります。

どうですか?息子さんをお持ちのお母さん?

しかしいくら「特別な存在」の息子でも、親離れの時期を迎えます。その時の母親の落胆ぶりというか「裏切られた!」という思いの恨み節はなかなか凄いですよね。その原因が息子の彼女だとしたら、なおさら(^^;)
「嫁姑の問題」は「母―息子」の関係から発しているのですね。おぉ、怖い~(>_<)

この映画のお母さんはちょっと極端に描かれているのか、息子を自分から離したくなくて心中を図ります。
ま、これ以上はネタバレになるので、結末は言えませんが、取りようによってはオカルトやホラームービーより怖いですよ!ホント!!(*_*;




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