マイベストプロ神戸
岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

カウンセリング・オフィス岸井

コラム

大切なことは絵本から学んだ<98>「みんなからみえないブライアン」

2015年8月6日

テーマ:大切なことは絵本から学んだ

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

“ブライアンは めだたない。
カーロッティせんせいにだって みえなくなる ことが ある。
ネイサンや ソフィのほうに、どうしても めが いくからね。”

今日取り上げる絵本はこれ
ブライアン
以前、発達障害の子どものことを描いた絵本を紹介しました。たとえばこれ。
大切なことは絵本から学んだ<96> 発達障害ってなに?絵本「つながろ!」
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52285/

特別支援教育が始まり、発達障害や集団適応の困難な子どもたちに必要な支援が行われるようになりました。
それは大切なことだけれど、果たして「特別」ってどういうこと?

それは目立つことをする子、だとか特定の障害を持っている子ども、と言うことではないでしょうね。
考えてみれば、一人一人みんな個性の違う特別な存在なわけですから。

この絵本の主人公ブライアンは、そういう意味では特別目立つわけでもなく、特別な障害や困難を負っている子どもではありません。

“せんせいがいうには ネイサンは 「おんりょうちょうせつが」が できない。
だから、きょうしつのなかでも おおごえで どなっちゃう。
ソフィは、きにいらない ことが あると、すぐに わめく。

ネイサンとソフィのことは みんながきにする。
でも、ブライアンのことは、だれも きにしない”

・・・と言うような、おとなしい目立たない存在だったのです。

確かに、こういう子っていますね。
まるで「みんなから みえていない」んじゃないかって思うような内向的な子。

でもそんな寂しいブライアンにも転機が訪れます。
それは転校生のジャスティン。

ジャスティンは何かにつけてブライアンと気が合い、優しく声をかけてくれました。
おかげで大人しかったブライアンも次第次第に活発になって行きます。
よかったなあ。(*^^*)

なんだかほっとするような絵本です。
でも大人ももっと気をつけなければね。
みんながみんな、それぞれ特別な存在なのだから。


うつ・発達障害・不登校・不適応等のお悩みに カウンセリング・オフィス岸井

【カウンセリング・オフィス岸井】     ☆初回面接は無料です☆  
 JR・阪神「元町」阪急「花隈」神戸市営地下鉄「県庁前」駅からいずれも徒歩5分
          
電話:090-1243-9646  メールはホームページからもできます

この記事を書いたプロ

岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(カウンセリング・オフィス岸井)

Share

関連するコラム

岸井謙児プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-1243-9646

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

岸井謙児

カウンセリング・オフィス岸井

担当岸井謙児(きしいけんじ)

地図・アクセス

岸井謙児プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫のメンタル・カウンセリング
  4. 兵庫のスクールカウンセリング
  5. 岸井謙児
  6. コラム一覧
  7. 大切なことは絵本から学んだ<98>「みんなからみえないブライアン」

© My Best Pro