大切なことは絵本から学んだ ① こころの「とげとげ」の針は、自分にも突き刺さる 「とげとげ」
“ブライアンは めだたない。
カーロッティせんせいにだって みえなくなる ことが ある。
ネイサンや ソフィのほうに、どうしても めが いくからね。”
今日取り上げる絵本はこれ
以前、発達障害の子どものことを描いた絵本を紹介しました。たとえばこれ。
大切なことは絵本から学んだ<96> 発達障害ってなに?絵本「つながろ!」
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52285/
特別支援教育が始まり、発達障害や集団適応の困難な子どもたちに必要な支援が行われるようになりました。
それは大切なことだけれど、果たして「特別」ってどういうこと?
それは目立つことをする子、だとか特定の障害を持っている子ども、と言うことではないでしょうね。
考えてみれば、一人一人みんな個性の違う特別な存在なわけですから。
この絵本の主人公ブライアンは、そういう意味では特別目立つわけでもなく、特別な障害や困難を負っている子どもではありません。
“せんせいがいうには ネイサンは 「おんりょうちょうせつが」が できない。
だから、きょうしつのなかでも おおごえで どなっちゃう。
ソフィは、きにいらない ことが あると、すぐに わめく。
ネイサンとソフィのことは みんながきにする。
でも、ブライアンのことは、だれも きにしない”
・・・と言うような、おとなしい目立たない存在だったのです。
確かに、こういう子っていますね。
まるで「みんなから みえていない」んじゃないかって思うような内向的な子。
でもそんな寂しいブライアンにも転機が訪れます。
それは転校生のジャスティン。
ジャスティンは何かにつけてブライアンと気が合い、優しく声をかけてくれました。
おかげで大人しかったブライアンも次第次第に活発になって行きます。
よかったなあ。(*^^*)
なんだかほっとするような絵本です。
でも大人ももっと気をつけなければね。
みんながみんな、それぞれ特別な存在なのだから。
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