ドキュメンタリー映画「徘徊」:認知症の母と娘の日々を描いた作品
山口県下関の障害者施設で悲しい虐待事件がありました。
抵抗できない知的障害者へ繰り返し暴行を重ねる職員の姿を見ると
私はこのテレビドラマを思い起こしてしまいました。
このTVドラマ「聖者の行進」は、知的障碍者への虐待をテーマに、
福祉の世界での闇の部分をセンセーショナルに取り上げたドラマです。
脚本は、以前物議をかましながらも放映された「明日ママがいない」の脚本の監修にあたっていた野島伸司さん。
野島さんの手法は、こういうタブーに近い世界をセンセーショナルな描き方で、ある意味社会的な物議をかましながら結果的に高視聴率を上げていくというものですが、今回の下関の障害者施設での虐待事件を見ると、決してドラマの誇張された世界ではないことが改めて思い知らされました。
このドラマで描かれているテーマや関係性は、下関の事件に見られるように
必ずしも突拍子もない空想だとは言えない現実もあり、見ている側の心を揺さぶるドラマになっています。
ただ、下関の事件やこのドラマのような性的・身体的・心理的虐待が、日本中のどこの福祉作業所でも行われているのではないか、と思われては困ります。
真摯に障害者の方々のサポートのために身を粉にして働かれている方は沢山いらっしゃるのです。
同じように障害者福祉を取り上げた映画は、他にもたくさんあります。
例えば「リンガー」や「アイアムサム」などのアメリカ映画などもそうです。
しかしこれらのアメリカ映画が乾いた目線で厳しい現実を愛情を込めて見つめているのと比較すると、
かなりウェットなドラマになっています。これも日本的な捉え方なんでしょうね。
福祉や障害に興味を持たれている方なら、一度は見ておいても良いかもしれませんね。
ちょっと前(1998)のテレビドラマなので、最近のレンタルショップに置いてあるかな~。
私の家の近くのレンタルやさんには、珍しく置いてありました (*^^*)
◇◆◇ 「こころ」を描いたこんな映画も ◇◆◇
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