大切なことは絵本から学んだ ① こころの「とげとげ」の針は、自分にも突き刺さる 「とげとげ」
今回取り上げた本はこれ
“学校のやすみじかんに
あったことだけど
わたそのせいじゃないわ
はじまったときのこと みていないから
どうしてそうなったのか
ぼくはしらない”
毎ページには
たくさんの子どもたちの顔が描かれ
その下には泣いているのか、手で顔を覆った子供が。
そしてたくさんいる中の一人一人の姿とともに
「わたしのせいじゃない」
「ぼくはしらない」
「わたしにはかんけいないわ」
のような言葉でおわる言い訳が書かれています。
『いじめ』なのでしょう。
子どもたちの言葉を読んでいるとその状況がありありと浮かんできます。
決して他人事ではなく、今ここで同じことが起きている、といってもおかしくはない状況。
しかし、この絵本のすごいところはそこで終わらないところ。
読み進めて最後になると突然、
こころにガツン!!と来る写真が・・・・・・
この写真を目にした時、私はこの副タイトルーせきにんについてーの意味が分かりました。
子どもたちの姿を借りてはいるけれど
この絵本は あなたやわたしが読まなければいけない本なのかもしれません。
写真を載せることができないのが残念ですが、
もし本屋で見かけたら、ぜひ自分のお金を出して購入してください。
そう言いたくなる絵本です。
スウェーデンで生まれた「あなたへ」という絵本のシリーズの中の一冊です。



