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岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

カウンセリング・オフィス岸井

コラム

ネガティブ言葉をリフレイミング<31>「ホントに集中力のない」息子をその気にさせて行くコツとは?

2015年5月21日

テーマ:ポジティヴに生きるためのヒント

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

この言葉を使ったことのない親はいないのでは?と思うぐらいポピュラーな言葉
「アンタ、本当に集中力ないね。
  さっき勉強始めたばかりなのに、もう別のことしているじゃないの!」
子どものやる気を育てることは、いつの時代も親や教師の悩みの種。
もっとも、自分だって子どもの頃にはきっと同じこと言われていたんでしょうけどね(^^;)

しかしここで紹介したいのは
“クオリティやルールがあやふやだと通じません。逆にしっかりした仕組みを作れば、子供は食いついてくれます”
という名言を教えてくれた奥田玄君のお母さん。
奥田弦君って知って今いますか?
10歳にして独学でジャズピアノを弾きこなす天才ピアニストです。

彼はすでにコンサート観客動員数1000人を越えるプロピアニストで、デビューCD『奥田弦』(ボニーキャニオ)もリリースした天才ピアニストです。
しかし弦君の才能もさることながら、それを開花させたお母さんの子育てぶりに学ぶことが沢山ありました。

お母さんは、いわゆるステージママのように朝から晩までピアノを練習させたり、スパルタ式にべったり指導したりはされていないそうです。
“実は弦に『ピアノをやりなさい』といったことは一度もないんです”
とお母さんはおっしゃいます。


そのかわり、家の中でメジーロという紙幣を作って、それを通貨のようにためて使うことができるようにしたそうです。
たとえば洗濯物をたたむと10メジーロをもらえたり、お母さんの携帯の着信音を30メジーロで弦くんに作曲してもらったり。

ただし、子供だましではダメなようで、美術高校出身のお母さんが本格的にデザインをしたメジーロ紙幣に、メジーロ規定で発行部数や交換ルールをリアルに決めて運用している、とのこと。

“クオリティやルールがあやふやだと通じません。逆にしっかりした仕組みを作れば、子供は食いついてくれます”

さらに驚いたのは、お母さん手作りの「絵本」が10冊以上あるということです。
お母さんオリジナルのミニュチュア絵本でカラーのイラストや文字がきれいに印刷されているといいます。
やはり、お母さんの本気度が弦くんを刺激したのでしょうね。

すごいなぁ。
アイデアもさることながら
これをやり続けたお母さんの集中力がすごい!

と、ここまで書いてきて、YOUTUBEから弦君の動画でも、と思ったら、なんと私の書いてきたことがそのまま今年の正月にテレビで放映されていたのですね!知らなかった!

まぁ、とにかく私の文章よりもこの動画を見てください。


すごいですね~!
結局、子どもに集中力を身につけさせるためには
親が集中力を持ちつづけることなのかもしれませんね。

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