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岸井謙児

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岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

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コラム

ネガティブ言葉をリフレイミング 13 「なんでいつも自分だけ怒られるの?」 

2014年10月4日 公開 / 2020年7月20日更新

テーマ:ポジティヴに生きるためのヒント

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

ネガティヴな言葉にはネガティヴな感じ方・考え方が張り付いているもの。
そのネガティヴ言葉を言い換えて、裏に張り付いたマイナスな感じ方・考え方をベリベリとはがしてしまいましょう!

と、言うことで今回のネガティヴな言葉は
「なんでいつも自分だけ・・・・なの?」
この・・・のところに「怒られる」「仲間外れにされる」「無視される」「笑われる」とマイナス言葉のオンパレードが入ります。
でもどんな単語が入っても、実は同じ。
なぜなら、問題は「いつも自分だけ」という発想に問題があるからです。

マイナスのセルフトークの代表「いつも自分だけ・・・」

さて、自分が窮地に立たされたとき、皆さんはどういう言葉が口をついて出てくるでしょうか?
「なにくそ!」「負けてたまるか!」「今に見ていろ!」的な言葉が出てくる人は、かなり前向きなポジティヴ思考の方ですね。しかし
「やっぱり・・・」「いつもこうだ・・・」「またやってしまった・・」「何で自分だけこんな目にたびたび合うのだろう・・・・」
というタイプなら、ちょっと待ってください。

本当に「いつも」「自分だけ」そんな目に合っているのでしょうか?
「いつも」と言うからには、例外なく、必ずそうでなければいけません。
ちょっと思い出してください、本当に「いつも」ですか?

そして「自分だけ」と言うからには、他の人は全くそんな目に合っていない、と言うはずです。
本当に「他の人はそんな目に合っていませんか?」

気をつけなければいけない「非論理性」のセルフトーク

この「いつも」「自分だけ」と言う言葉は、以前取り上げた「みんなが(自分を馬鹿にしている)」と同様で、実際に「みんな」って誰のこと?「いつも」って本当にいつもなの?「自分だけ」って本当に「他の人はそんな目に合っていない」の?と問い直すkことが必要がある言葉です。

確かに「失敗すれば怒られる」「遊びに誘ってもらえないこともある」でしょうが、それは「いつも」でもなく、「あなた以外にも怒られたり、声をかけてもらっていない人は居る」のではありませんか?

冷静に、論理的に考えれば、それほど「自分だけが」と思い込む必要はないことに気が付くでしょう。
数回怒られることが続いたって、怒られない時やほめられるときもないわけではないでしょう。
何回か声をかけられなかったとしても、それはあなただけではないだろうし、そもそも声をかけられなかったとしても人生終わりではありません、自分から他の人に声をかけることもできるのです。

この「非論理性に気が付き、冷静になる」ことはとても大切です。
自分の置かれた状況を、空の上から客観的に眺める「タカの目」が必要です。
視点を思い切り高いところへ持っていけば、
「目の前の出来事に目を奪われて、そこしか見えない状態」から抜け出すことができると思います。

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