不登校へどう対応すれば良いか <初期ー5> ー不登校の初期:親の対応ー
今話題の自伝コミック「学校へ行けない僕と9人の先生」とは
漫画家「棚橋正一」さんの学校へ行けなかった少年時代と、
棚橋さんの永遠の憧れのヒーローであり、
「Dr.スランプ」「あられちゃん」「ドラゴンボール」等で大活躍の漫画家鳥山明さんとの出会いを描いた作品です。
(写真はamazonから)
「僕」は小学校1年生の時に担任の先生から体罰を受けたことをきっかけに
学校へ行くことができなくなりました。
そこから続く困難な日々。
「学校へ行かなくてはならない」と頭ではわかっていても
こころは「行きたくない」と叫ばずにはいられない少年「まーくん」。
この「まーくん」はもちろん作者の棚橋さんがモデルです。
「まーくん」の心の中での自分や周囲の人に語り掛ける言葉は、
学校でスクールカウンセラーをしている私たちには実感を持って迫ってきます。
ページをめくるたびに「そうだよね」「そうなんだよね」と、
いつも関わっている子どもたちの顔を思い浮べながら
最後まで一気に読んでしまいました。
タイトルにもあるように、「まーくん」は9人の先生と色々な関わりを持ってきました。
先生の人柄や個性も一人一人違うし、教育方針も異なります。
理解し、サポートしてくれた先生もいれば、傷つけられ苦しめあられた先生もいるでしょう。
人によって傷つけられ、
人によって救われる。
この多感な時期に関わる教師や学校関係者の責任や影響力は
子どもたちにとって大人が思う以上に大きいことを改めて思い知らされました。
今、ご自分の子どもさんが「まーくん」と同じように、
学校に行けなくなり困惑されている保護者の方、
日々そういう子どもたちと関わる立場にいる方々、
そして実際に苦しい思いを胸に秘めながら日々を何とか送っている子どもたち、
一度目を通されてはいかがでしょうか。
何か胸に感じるものがあるはずです。
学校に行けない子どもたちの明日を考える
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