ちょっといい言葉 ③ 光浦靖子さんの言葉「直そう、直そうと思っていても直せないもの、それが個性」
「一つの立場を選んではならぬ。
一つの思想を選んではならぬ。
選べば、君はその視座からしか
人生を眺められなくなる」
フランスの小説家アンドレ・ジッドという作家の言葉。
フランスのノーベル賞をもらった大作家ですが、
残念ながら私はまだ作品を読んだことはありません。
しかしそれでも、この言葉はドキッとさせられますね。
今の世界で起きているさまざまな紛争やテロを見て居ると、
このジッドさんの言葉がうなづけてきます。
しかし同時に、
「一つの立場を選んではいけない」けれど
「自分の立場を選ぶこともできない」ことを奨めているわけではないことに気づきます。
一つの立場「だけに」固執することなく
相手の立場からの物の見え方や考え方を知ることが大事だ、とおっしゃっているのでしょう。
「選ぶ」のではなく、
「知ること」「理解すること」、そして「大勢の意見に流されないこと」の方がもっと大切なのかもしれません。