大切なことは絵本から学んだ ① こころの「とげとげ」の針は、自分にも突き刺さる 「とげとげ」
へちまのへーたろーは、もちろん、「へちま」
でもぶらぶらやってきた女の子に
「おかあさん、きゅうり」と言われてしまったのです。
ショック!!
「きゅうりじゃないだろ、へちまだろ!あっちいけ!!」といくら抗議しても
女の子にはまったくわかってもらえません。
“「あほか、おまえら。きゅうりじゃないぞ」”
へーたろーはぶつぶつつぶやくと
“「でもなんできゅうりなんかと まちがえられるんだろ?
もしかしたら、やせているせいかも」”
よし!と決心したへーたろーはきゅうりと間違われないために、
その日からもりもり もりもりファイトを燃やして毎日毎日太ったのです。
近所のへちまのなかまでも一番くらいに。
それでもやっぱり、またきゅうりと間違えられたへーたろーは、
もしかしたら自分の顔のあせものあとが、
きゅうりのいぼいぼに見えるのかもと思い、
ファイトを燃やして毎日毎日顔を洗ってすべすべのお肌に。
それでもまたまた間違われたへーたろーは、
今度は日本語を一生懸命勉強して(?)女の子に声をかけたのですが、
やっぱり女の子は信じてくれません。
へちまのへたろーはどんなに自分のことがわかってもらえなくても、
腐ることなくファイトを燃やして努力(?)するのです。
その姿を見ていると、思わず「へーたろーがんばれ!」っていいたくなりますよ。
で、最後はどうなったって?
それは本を読んでのお楽しみ!
とっても素敵な絵本です。
わたしもがんばらなくっちゃ、っていう元気を一杯もらえる絵本でした。