大切なことは絵本から学んだ ④ 「ムーミンのともだち」
へちまのへーたろーは、もちろん、「へちま」
でもぶらぶらやってきた女の子に
「おかあさん、きゅうり」と言われてしまったのです。
ショック!!
「きゅうりじゃないだろ、へちまだろ!あっちいけ!!」といくら抗議しても
女の子にはまったくわかってもらえません。
“「あほか、おまえら。きゅうりじゃないぞ」”
へーたろーはぶつぶつつぶやくと
“「でもなんできゅうりなんかと まちがえられるんだろ?
もしかしたら、やせているせいかも」”
よし!と決心したへーたろーはきゅうりと間違われないために、
その日からもりもり もりもりファイトを燃やして毎日毎日太ったのです。
近所のへちまのなかまでも一番くらいに。
それでもやっぱり、またきゅうりと間違えられたへーたろーは、
もしかしたら自分の顔のあせものあとが、
きゅうりのいぼいぼに見えるのかもと思い、
ファイトを燃やして毎日毎日顔を洗ってすべすべのお肌に。
それでもまたまた間違われたへーたろーは、
今度は日本語を一生懸命勉強して(?)女の子に声をかけたのですが、
やっぱり女の子は信じてくれません。
へちまのへたろーはどんなに自分のことがわかってもらえなくても、
腐ることなくファイトを燃やして努力(?)するのです。
その姿を見ていると、思わず「へーたろーがんばれ!」っていいたくなりますよ。
で、最後はどうなったって?
それは本を読んでのお楽しみ!
とっても素敵な絵本です。
わたしもがんばらなくっちゃ、っていう元気を一杯もらえる絵本でした。