ちょっと気になる感動のテレビCM ⑦ 「ケータイなんかじゃダメなんだ、人は人を求めている!」
ネットやLINEを通じたいじめが問題となっているのは、日本だけでなく世界でも同じです。
アメリカの14歳の少女、トリーシャさんは、ある日こんなニュースを目にして大変驚いたといいます。
そのニュースの内容とは、フロリダに住む13歳の女の子が、SNSを通じたいじめを苦に自殺をしたというものでした。
彼女は、SNSメッセージで「死ねよ」「まだ生きてるの?」「ブス」など、ひどく傷つけられるメッセージを送られていたのです。
またこんなニュースもありました。
「この世界にお前がいなければいいのに」とSNSでメッセージを送られた女の子は、寝室のクローゼットで首をつった状態で母親に発見されました。
本当に悲しい事件です。
なんとかこんな悲しい事件を減らしたい・・・
何とかこんな悲しい事件を防げないか、と考えたトリーシャさんは、
ネット上で侮辱的な発言をする若者がどれくらいいるのかを、学校の課題として調べてみたと言います。
すると、12歳から18歳の若年層が侮蔑的な発言をする割合が高かったそうです。
この年齢は、自分自身を見つめなおして自分をコントロールできない思春期の年齢層だと言えます。
それに加えてトリーシャさんは、現在取り組まれているいじめ対策はどちらかというと、
メールを受信する側の防衛対策ばかりだということに気が付いたのです。
確かに言われてみればその通りですね。
いじめられないように自分を守るような対策がほとんどです。
「あなたは本当にその発言を投稿しますか?」
そこで何とか加害者側の行動を抑える方法はないものか、と考えたトリーシャさん。
考えた挙句思いついたのは、投稿者が侮辱的な発言をしようとした際に、
「本当に投稿しますか?」と再考を促すシステムだったのです。
言われてみれば。大変簡単な対策なのだけれど、
でも誰も思いつかなかった対策ですね。
そしてなんと実際にこの警告フレーズを表示して調査してみると
表示しない場合と比べて、93%の未成年が侮辱的なコメントの投稿を取りやめるという、驚きの結果が出たのです。
これは画期的ですね!!
現在この警告の表示システムは商品化を目指して進行中だとのことです。
これでいじめが少しでも減れば本当に素晴らしいことです。