大切なことは絵本から学んだ ② あなたならどう答えますか？ 「せかいはいったいだれのもの？」
さて、今週の絵本は「せーの ジャンプ！」（さく・え 深川直美 福音館書店）。
こういう絵本大好きです。思わず元気がもらえる一冊ですよ。
深川さんの絵も素敵！
ゴンちゃんは、おまつりの日に１００円でママにふうせんを買ってもらいました。
あ～懐かしいですね、確かに私も小さい頃買ってもらったような気もするし、
自分の子どもに買ってあげた思い出もありますよ。
でも自分が親になって子どもに買ってあげたときは、子どもに
「気をつけて持つんだよ。手を離したらお空に上がってしまうからね」などと注意をしたものです。
だいたいみんな親って言うものはそうですね。
ゴンちゃんのママも「ゴンちゃん、気をつけてもつのよ」って言ったとたん・・・・・・・
“そのとき ヒュッと かぜが ふいて、
ゴンちゃんは 「キャッ」といって
ふうせんから てを はなしてしまいました”
そうなんです、よくあるんです、というよりお決まりのパターンですね。
それからが大変 なんとかふうせんをつかまえようと・・・・・
ママと犬のポチがあわててジャンプ！
タコやきやのおじさんも、顔を真っ赤にしてジャーンプ！
白バイの警官たちもサイレンならしながら ジャーンプ！
サーカスのライオンきょうだいも ジャーンプ！・・・・・・・
と、とどまるところを知りません。
しまいには宇宙ロケットから脱出した
宇宙飛行士もふうせんめがけて
ジャーーーンプ！！
それでもつかまえられなかったふうせんは、ついに空のはてにみえなくなってしまったのです。
ここまでならよくある話ですが、実はこの絵本、ここからがすごい。
なにがすごいって！？
覚悟を決めたゴンちゃんは
“「よし！」と、ゴンちゃんは かくごをきめて おおきく すーーーーーと しんこきゅうしました”
さぁ、そのあとどうなるか？
それは実際に、この本を手にとってからのお楽しみ。
とにかく、この絵本のタイトルは
「せーの ジャンプ！」
なのです。
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