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岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

カウンセリング・オフィス岸井

コラム

ネガティヴ言葉をリフレイミング 15 「どうせ何をやったって・・・・」

2014年10月31日

テーマ:ポジティヴに生きるためのヒント

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

今回のネガティヴ言葉をリフレイミングは 「どうせ・・・・」
「・・・」にはいろいろ入りますよね。
「どうせ、失敗するに違いない」
「どうせ私の言うことなんか聞いてくれないにちがいない」
「どうせ俺は頭が悪いよ!わかってんだ!!」
な~んて。

買わない宝くじが当たるはずがない


この「どうせ」っていうやつはちょっと曲者です。
なにしろ「どうせ」の後にはネガティブな言葉しか続かないからです。
「どうせ」=「何をやっても、結果はわかっている」という意味ですね。

言い換えれば「努力しても、無駄、結果はわかっている。どうせだめに決まっている」、
つまり、ある状態を初めから決まったものとして考えて、努力しても無駄だ、と決めつけているわけです。

そう考えてしまうと、やる気が起きないのは当然。
「もう、や~めた」と投げやりな気持ちになります。

でもちょっと待ってくださいよ。
これってよく考えると、ひょっとしたら自分が失敗するのではないか、という不安に対する単なる言い訳ではないのでしょうか?
「宝くじなんてどうせ当たらない」かもしれないけれど
「買わなければ当たりっこない」のは絶対の事実。
最初から諦めていては、「もう試合終了」ですよ。

アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる


「何かをやりたいと強く思う、それも自分だ。
しかしその自分のやりたいことのじゃまをすることにも、だれよりも熱心なのが、自分なのだ。
たいていの僕らは、アクセルを踏み込みながらブレーキも踏んでいる」
コピーライターの糸井重里さんの言葉ですが、「どうせ」と言う言葉には自分に対するブレーキの意味が含まれています。

「いつも・・・上手く行かない」
「みんな・・・そう思っているにちがいない」
「どうせ・・・・決まっている」
これらの言葉が思い浮かんだら、要注意!

「本当にそうか?」と自分に問いかけましょう!

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