大切なことは絵本から学んだ ① こころの「とげとげ」の針は、自分にも突き刺さる 「とげとげ」
“子どものころに父から受けていた虐待について、いままでいやなことだからとこころの奥に放ってきたことで、自分にウソをついているような思いがありました”
作者のMOMOさんは、実際の被虐待児でした。絵本に挟まれていたインタビューを読むとこうありました。
この絵本はMOMOさんの体験から生まれた作品なのです。
クマのぬいぐるみを通して彼女の気持ちが表現されていきます。
“なぜ?また?なんのためにうんだの?どうしてもわからない”
“いつもくいしばって (じぶんにうそをつくな)
ほんとうのじぶんを (しかえしをしよう)
むりやり ねじこめる (おなじめに あわせよう)
ここしかないから (にくいんだろ)”
自分の気持ちを納得させようとする自分と、本当の自分の気持ちに気がついている自分と。
しかしMOMOさんは言います。
“最初は、絵本というかたちで、父に対して
「わたしは こんなに傷ついたんだ」と知らせたかった。・・・・・・
絵本を30回ぐらい書き直していくうちに、
いろんな気持ちが思い出されてきました。
それをどんどん突き詰めていって、ようやくたどり着いたのは
「愛してほしい」という私自身の気持ちでした”
引用ばかりになりましたが、この絵本は傷ついた人ばかりではなく虐待とは関係がないと思っている人たちにも是非一度目を通していただきたい作品だと思います。
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