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岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

カウンセリング・オフィス岸井

コラム

ネガティヴ言葉をリフレイミング! ⑪ 「おどおどしている」

2014年9月18日

テーマ:ポジティヴに生きるためのヒント

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

私の知り合いにとても話下手の人がいます。
なにしろ、店に買い物に入っても、店員さんと会話ができない。
私が「じゃ、何かほしいものを買いに行って、場所がわからない時はどうするの?」と聞くと「あきらめて、店を出ていく」と言います。なるほど。

まぁ確かに彼ほどではありませんが、私もちょっと人見知りするところがあって、店で店員さんになれなれしく話しかけられたり「何をお探しですか?」なんて聞かれようものなら、慌てて手を振って立ち去るという経験はよくありました。
あなたも同じような経験ありませんか?。

有能なセールスマンの条件とは

客としては、あまり自信ありげに「何をお探しですか?私が相談に乗りますよ」なんて自信ありげに近寄られると、かえって逃げ出したくなりますよね。

店員があまり堂々としていると、客としてはなんだか引け目を感じてしまうのです。
ネットで有能なセールスマンの条件を検索するとこんな傾向が出てきました。
(1)相手の顔を見る
(2)うなずく
(3)返事、あいづちをうつ
(4)相手の言葉を繰り返す
(5)相手の言葉を要約する
(6)質問をする
(7)自分の意見、感想を伝える

つまりペラペラ自信ありげに近寄ってくるのではなく、むしろ控えめで寡黙にこちらの話を引き出してくれる人のほうが、不安な客としては安心できるのです。
その記事では、「聞く」が8割、「話す」が2割、というのがセールスマンの「黄金バランス」だと指摘されていました。

「おどおど」と、しかし「真面目に」、そして「責任感」がある人

「おどおどした」人というのは「傲慢な人」よりは好印象を与えてくれます。
つまり
⇒「控えめで」「出しゃばらない」印象を与えてくれるからです。
  これは日本人好みな人柄です。
さらに
⇒「不器用」で「世渡りは不得手」のように見えるので、相手が「かまってあげたい・世話してあげたい」ような感情を持ちやすいですね。セールスマンとしては、これだけでお客さんの懐に入ることができることになりますよね。

しかしここからが大事。
「おどおどして」いるのですが、「無責任」な印象を与えては、いけません。
やはり「おどおどしている」けれど、内心は「まじめ」で「責任感」がある人であること。

要は「おどおどしている」のが「逃げ腰」なのか、それとも「慎重さ」の表れなのか、ここが分かれ目でしょうね。
「寡黙」で「一見「おどおどしたような」店員さんでも、高い専門知識を持っていれば信頼できるし、逆に何にも知らないようならちょっとムカッと来ると思いますよ。

どう思われますか?

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