世の中の子育てに奮闘するお母さん方へ贈る、ニュージーランドのステキな詩
最近読み出したら目が離せないコミックエッセイ
「今日も かるく絶望しています。」
当初短大生の著者が自分の日々の思いをそのままつづったようなコミックエッセイですが、きっとこの本の主人公「ひーちゃん」と同じような想いで毎日を送られている方も多いだろうなぁ、と思わされる本です。
なにしろご自分に自信がないので、友人と会っても「気を悪くさせたんじゃないだろうか」とか「こんな私の様なコミュニケーション下手の人間に話しかけてもらって申し訳ない」と言うような思いが綿々と続いて描かれています。
もっともそうはいっても、それぞれのエピソードはユーモアと周囲の人への愛情も込めて描かれているので、ご自分と他人にたいしてある程度距離を置いて振り返ることはできるのだなぁ、と思いますね。
今では短大を添卒業されて、自分の進路として、カウンセラー(!)を目指して4年生の大学に編入するべく勉強をされている、というシーンが最近発売された続編「今日もかるく絶望しています。2」で描かれていました。
実は私がお会いする青年たちの中にも、この主人公とほぼ全く同じような気持ちで過ごされている方がいらっしゃいます。
むしろ「対人過敏」と言う点では、最近の若者の多くが「自分が周囲からどう思われているだろうか?」と気にしている時代だと言えるかもしれません。
もし興味があれば、一度手に取ってみられてはどうでしょうか?
苦しんでいるのは自分だけでははないんだ、と言う意味で少しほっとされるかもしれませんよ。