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不登校にどう対応すればよいか <後期ー4> ー親も子も脱皮をー

岸井謙児

岸井謙児

テーマ:不登校を考える

不登校にどう対応すればよいか、後期の対応の仕方です。
どういう理由や背景があっても、子どもの不登校と言う現象はその家族全体に大きな影響を与えます。

なにしろ学校に行けないこどもに、毎日対応せざるを得ないのは親・家族でしかないのですから。

見方を変えれば、子どもは不登校と言う行動を通じて、親や家族全体に「こういう思いをしている自分をどう理解してくれますか?どう対応してくれますか?」という厳しい問いかけをしているともいえるかもしれません。

カウンセラーとして多くの不登校などの子どもたちと接していると、子どもたちが親をどう観ているか、何を感じ取っているかがダイレクトに伝わってきます。彼らの中には、距離の開いた両親の間をつなぐために、わざわざ問題行動や不登校を起こしているのではないか、と思わずにいられないケースも多々あるのです。

そういう意味で、「子どもの不登校」と言う問題は決して子どもだけの問題ではないのです。

もちろん私がこういったからと言って、原因が親にあるとか、家族のあり方を非難しているわけではありません。あくまでも不登校という問題を通じて、親・子ともに一度今までのあり方を見直すキッカケを与えられているのだ、と理解されてはどうでしょうか、と提案しているのです。

学校にいけない子どもの姿を落ちついて受け入れられるようになった後期においては、
「不登校」という現象を「親も子も脱皮して新たな成長や気づきを得るために与えられている体験かもしれない」と前向きに考えられてはいかがでしょうか?

まだむずかしいでしょうか?

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専門家

岸井謙児(臨床心理士)

カウンセリング・オフィス岸井

カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

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