不登校は3歩進んで2歩下がる
さて、親の精神的安定を図るという内容を取り上げてきましたが、今日は「斜めの関係者を利用しよう」。
不登校も長期に及ぶと、親の精神的な負担も大きくなります。時には外部の人を招き入れたり、ご自分から家の外で外出したり、新鮮な空気を吸い込み、新しい風を取り入れることは大事なことです。同様に登校できない本人も、ある程度安定してくれば少しづつ色々な活動へ誘い出すこともできるかもしれません。
そんな時に役に立つのが「斜めの関係者」。
子どもにとって、たとえば学校の担任の先生などは「タテの関係者」
また友達や仲間は「ヨコの関係者」となりますが、「斜めの関係者」とはその中間あたりの人のことです。
例えば学校で言えば「保健室の先生」や「スクールカウンセラー」
あるいは近所や親戚ののおっちゃんやおばちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃん的な人も、「ナナメの関係」に当たるでしょうね。
関係ないわけじゃないけど、それほど直接的な関係ではなく、かといって全くの「ヨコ」の関係でもない。
こういう人たちの存在や活動への誘いは、結構気が楽に参加できるという場合が多いようです。
近所の人たちでキャンプに行ったり、親戚のお兄ちゃん・お姉ちゃんと遊園地やテーマパークへ行く、教室には入れなくても保健室登校する、スクールカウンセラーと遊んだり雑談をする、なども同様のことでしょう。
こういう人たちに少しずつ、外へ誘い出してもらいながら体力と気力を養っていくことは大変良いことだろうと思っています。何より子どもにとってもリフレッシュになるし、親にとっても久々の自由な時間が戻っていますよ。
あなたの身近に世話焼きのおっちゃんやオバちゃん、親しみやすい親戚のお兄ちゃん、お姉ちゃんはいませんか?
もしいれば、チャンスを見て、どんどん誘ってもらいましょう!!