大切なことは絵本から学んだ ⑧ あさのこないよるはない 「あさになったので まどをあけますよ」
今日の絵本はこれ
いきのびる魔法-いじめられている君へ- (コミックス単行本) [大型本]
マンガ家西原理恵子さんの「いきのびる魔法~いじめられている君へ~」
これは、以前朝日新聞でシリーズだった「いじめられている君へ」に寄稿された西原さんの文章をもとに、絵本化されたものです。
最初のページにつづられた言葉が
“学校はいじめられて つらい思いをしてまで 行くところじゃない”
本当にそうでしょうね。
でもこういわれると、中には学校を休むことは自分の負けを認めることになるから休めない、と思う人もいることでしょう。そんなに自分は弱くないのだ、だからこそ自分は休まないのだ、と。
それに対して返す言葉はないけれど、でも問題はとにかく「いきのびる」こと。
高田渡というフォーク歌手がいました。
彼の歌にこういう歌詞があります。
「命はひとつ 人生は一回
だから命を捨てないようにね・・・
・・・・失礼しました、で終わるだけ
命のスペアーはありませんよ
青くなって尻込みなさい
逃げなさい
隠れなさい」
(「自衛隊に入ろう」より抜粋)
私はこの本を読んで、この歌を思い出しました。
「青くなって 逃げること 隠れること」は 弱いことではなく、むしろ勇気がいることなのだ、と思います。
あなたはどう思いますか?