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不登校にどう対応すればよいか <中期ー5> ーエネルギーを回復するためには 《睡眠》ー

岸井謙児

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テーマ:不登校を考える

さて、初期の苦しみを抜けて消耗しきっていたエネルギーを回復する時期に入るのですが、皆さんはご自分のエネルギーが消耗しきった時、どういう方法で回復を図りますか?

まず考えられるのは「睡眠」です。
何と言っても眠ることは一番のエネルギー回復の方法のでしょう。ですから子どもたちもしばしば睡眠時間が長くなって過眠状態になる場合もあります。
ある程度は仕方がないと思います。起きて周囲の人と関わるだけでも、場合によっては家族が近くにいるだけでも色々と気を遣ったり神経を張り詰めていることもあるでしょうから。

この時に気をつけたいのが生活リズムの乱れです。
出来れば、昼夜逆転と言うような状態になりたくはないのですが、昨今はネット環境が身近なため遅くまで(早朝まで?)オンラインゲームやチャットなどにはまる子どもも多いでしょう。

出来るだけ早めに子どもと相談して家族内のルール(ネットは何時までとか・・)を決めておきましょう。

事前に相談してルールを納得して決めておかずに、昼夜逆転しはじめてから慌ててネット回線を切ったりしたら、子どもが怒るのも当然です。やはり冷静にルールを決めることが大切です。

そして決めたルールは、出来るだけ守らせる。
子どもはあと10分だけ、とか15分だけ、と言いますが、あまりたびたびルーズになるようなら改めて話し合うことも必要かもしれませんね。

特に発達障害系の子どもさんの場合は、きちんとルールを文字にして、その紙をパソコンの前に張って、確認をさせながら毅然と守らせましょう。
こだわりが強い場合はやめられなくなります。時間を区切って、「あと30分ね「あと15分で終わりよ」「あと10分で切るよ」「あと5分だよ」とたびたび声をかけて気持ちの準備をさせてください。

睡眠を大切にして、生活リズムを出来るだけ崩さない工夫をして見ましょう。

さて、睡眠以外のエネルギー回復の方法は何でしょうか?
それについては次回

カウンセリング・オフィス岸井

思春期・青年期の不登校・発達障害、成人のうつ・不適応に
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岸井謙児(臨床心理士)

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カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

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