ちょっといい言葉　　㉔　「いや、人生は気合いだね」

2014年6月21日公開 / 2014年8月1日更新

テーマ：ちょっといい言葉

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

“いや、人生は気合だね。”

明治の小説家、二葉亭四迷さんの言葉だそうですね。

ちなみにこの「二葉亭四迷」と言うペンネームは
子供のころから本の虫だったため、父親から「お前のようなやつはクタバッテシメエ」とよく怒鳴られたので、それをもじって「フタバテイ・シメイ」としたそうです。
本名は長谷川辰之助と言うそうです。

なんとも味のあるエピソードですね。

ま、それはさておき・・・・

昔私が若い頃、あるカウンセリングの勉強会に出ていました。
そこである事例が発表され、発表者が困っている点などもいくつか議論になっていました。

例えばカウンセリングに限らず、いろいろな技術はそれぞれ原理原則というものがありますよね。
大体それに従っていれば大きく間違うことはない、特に初心者のうちは。
しかし実際に実践していくと、そういう教科書的な方法ではどうにもならない時がきます。
掟破りの取り組みをすることも必要です。
特に人間相手の取り組みでは、理屈どおりに進むものではありませんし。

ある質問者が、その時困っていた掟破りのケースについて引き受けるべきか、どうかコメンテイターに質問しました。
その時のコメンテイターの言葉が忘れられません。

「そういう時は、気合ですね。よし！と気合を入れて引き受けます。」

ほぉ～、なるほど、理屈じゃぁないな。
そりゃそうだよな、そんな教科書どおりに物事進まないよな。

私はいたく感激したことを覚えています。

わかったよな、わからないよな、言葉ですが、やっぱり、
「人生、気合だ！」

・・・・・アニマル浜口を思い出してしまいました・・・・・