大切なことは絵本から学んだ ⑧ あさのこないよるはない 「あさになったので まどをあけますよ」
今日の絵本はこれ
毎日新聞紙上では、子どもたちの悲惨な状況が報道されます。
読んでいるだけで胸が痛みます。
何とかならないのだろうか・・・。
さて、今回取り上げたのは「うまれてきたんだよ」
せっかくこの世に生まれてきながら、3年で死んでいった「ぼく」。
殴られて、食べ物も与えられず、閉じ込められた暗闇の中で、ひもじくて かみを食べていた「ぼく」。
ことばも発せず、ゆめにふるえ、けだもののような声をあげていた「ぼく」。
他の人に依存せざるを得ない立場としては、赤ちゃん・幼児が最たるものでしょうが、その「ぼく」や「わたし」を虐待しネグレクトし、存在自体を否定するような大人がいることも事実でしょう。
作者の内田麟太郎さん、味戸ケイコさんは、弱い立場の子どもたちへのまなざしを決して忘れません。
「うまれてきたんだよ」以外にもたくさんの絵本をつくられています。
哀しい、と言う言葉だけで言い表してはいけないでしょう。
次のような文章を読むと私の中に、さまざまな思いが浮かんできます。
“わらうって どんなこと?
わらったかおって どんなかお?”
“だっこって なあに?
「いいこ いいこ」ってなあに?”
・・・・・・・・・・こんなことは 絶対に ゆるしてはいけない。
カウンセリング・オフィス岸井
思春期・青年期の不登校・発達障害、成人のうつ・不適応に
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