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不登校にどう対応すればよいか <中期ー3> ー消耗しきったエネルギーを補充する時期ー

岸井謙児

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テーマ:不登校を考える

さて、中期に入りある程度膠着した状態になると、子どもには色々な変化が表れてきます。

それまで学校と言う現実世界の人間関係やストレスで疲れ切っていた子どもたちが、とりあえずその場から離れることができたのはある意味、ホッとできたでしょう。

彼らはそれまでストレスから自分の身を守るために過大なエネルギーを使ってので、一時期エネルギーが低下してしまう子供もいます。

例えば部屋に引きこもったり、極端に口数が少なくなったり、場合によっては過眠(睡眠時間が極端に長くなる)状態になったり、昼夜逆転するケースも。

お宅の子どもさんはどういう状況でしょうか?

こういう時にはこうすればよい、と一概に言えないところがありますが、基本的には、やはりエネルギーを補充する必要がある時期なのだ、と理解してあげてください。しかし同時に、出来れば生活リズムが大きく崩れないようにしたいものです。ですから「補充の時期だから放っておこう」と距離を開け過ぎずに、周囲の家族は普段通りの生活リズムで過ごしてください。

普段起きている時に、何気ない会話や冗談が交わせるような関係が望ましいですが・・。





ゲームなどに浸り始める子もいますが、それも依存してしまうことの危険を考えて、親子で簡単な約束やルールを決める話し合いをすることは良いことだと思います。

いずれにしても「放っておいてほしい」と言う子どもの気持ちの裏には「見捨てないでほしい」という気持ちがセットになっていることを頭において

「つかず離れず、さりげなく」

関わりつづけることが必要だと思います。

カウンセリング・オフィス岸井

思春期・青年期の不登校・発達障害、成人のうつ・不適応に
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専門家

岸井謙児(臨床心理士)

カウンセリング・オフィス岸井

カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

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