【第一日】ベトナム ホーチミンシティから、市場視察状況をリアル発信します

松本尚典

松本尚典

テーマ:海外進出 コンサル


1、ベトナム ホーチミンシティ  今回の出張の目的


2025年6月21日。午後5時過ぎの、羽田空港発のANA便のフライトで、僕は、ベトナム ホーチミンシティの、タンソンニヤット国際空港へ飛びました。

今回の僕のベトナム出張は、ある大手IT企業様が、ベトナムオフショアビジネスを立ち上げるための基礎的な商談支援を主目的とした出張です。4日間という比較的短期間の時間の中で、クライアント企業が提携する現地企業の代表者の方と面会商談をすることをメインにしつつ、現地の日系不動産業の方や、日系の人材系企業の方と会います。

僕が、2017年までグループ企業の役員を務めていた企業で課長職だった方が、ベトナムで事業を展開しておられ、その方ともベトナム料理の店で会食を予定しています。そして、今、フィリピンで僕が鋭意開店の準備をしている高級焼肉店の店舗デザインをお願いする近森一級建築士が、ベトナムで建築されたお寿司屋さんにて、素晴らしいお寿司のお任せコース料理を楽しむ、という日程もスケジューリングしています。

盛りたくさんのスケジュールの中、僕が飲食事業でパートナーシップを組む高野さんのホームベースでもあり多数のクライアントを抱えるベトナムの地で、今後、それと両立させながら、どのような飲食六次化事業を展開するか、という野心的な目でも、じっくりと、ベトナム ホーチミンシティの今を、見て回りたいと思っています。

フィリピンのマニラに1泊2日の出張すらするようになった、最近の僕の過密スケジュールの中で、3泊4日という時間をホーチミンシティで過ごすのですから、実りある出張にしたいという思いを胸に、約6時間のフライトで、タンソンニヤット国際空港に降り立ちました。

2、フライト到着後、夜の市内をGrabで走る


東京とタンソンニヤット国際空港を結ぶ便は、何故か、夜便が普通です。

今回も、出発の6月21日土曜日は、月次で僕が受けている健康診断(僕は、激務の中で、自分の身体を常に最高のパフォーマンスで活動させ続けるため、27歳のニューヨーク在住の時からの長期の僕の身体の全データを保有する主治医による人間ドックを、毎月受け続けており、身体の異変を医師が長年蓄積したデータをもとに即時に発見し、治療対応ができる体制を作っています)を午前中にこなしてから、羽田空港に向かいました。

日本とベトナムには、2時間の時差があります。午後5時を大きく回ったフライトでタンソンニヤット国際空港に入れば、社会主義国の入国審査官が行うゆえに、その延々と進まない入国審査を通過して、手荷物を受け取り、空港の到着出口に出ると、午後11時を回ることになります。

それでも、タンソンニヤット国際空港は、ヒトで溢れかえっています。手配したGrabの車を、熱帯夜の中、大きなトランク荷物を引っ張りながら、苦労して探し当て、ようやく、冷房のきいたGrabのクルマに乗り込みます。

3、フィリピン メトロマニラ マカティ市 VS ベトナム ホーチミンシティ


最近、僕は、飲食事業で開店を準備するフィリピンのマカティ市に入るため、頻繁にフィリピンのニノイ・アキノ国際空港に日本から行き来していますので、どうしても、フィリピンとベトナムを比べる目で見てしまいます。

ニノイ・アキノ国際空港から、マカティ市に向かうと、途中のバサイ市エリアは、スラムが幹線道路の両脇に広がり、昼間でも、異様な光景です。道路は、横入りする車がならすクラクションの爆音で、入国したばかりの僕たちを、喧噪の街が威嚇します。

フィリピンマニラ経済圏マカティ市から市場調査を発信します


ところが、ホーチミンには、そのような光景が見当たりません。幹線道路の両脇は、整然とした街並みが広がり、時には、フランス統治下を彷彿とさせる瀟洒な建物も散見されます。

ベトナムとフィリピンは、今、GDPの規模が、ぼぼ同じの競合状態にあります。しかし、チャイナプラスワンとして、中国から逃げる西側資本を吸収し終わった後のベトナムと、コロナ禍後に急成長をはじめたばかりのフィリピンは、はっきりと、その姿が異なります。

僕のような、各国に異なる事業の案件をもって、同時に進出プロジェクトを動かせる事業家だけが見えてくる、そんな比較思考を巡らすのも、ビジネス出張の醍醐味でもあります。

ホーチ-ミンの街は、夜中の0時を過ぎても、まったく活気が薄れません。
フィリピンもそうですが、ベトナムも、明日の成功を夢見て、溢れかえる若者たちの活気は、夜中も衰えません。

フィリピンでは、若者たちが溢れるような笑顔で、目をきらきらさせながら、僕たち、先進国の外資系事業家に微笑みかけます。

ベトナムは、社会主義国特有の表情のないポーカーフェイスで、それでも僕たちに、淡々とサービスを提供してきます。

その差は、長年にわたり、中国・フランス、そしてアメリカから塗炭の干渉を受け続けた大陸農業国家ベトナムと、スペインの干渉を独立の武力で排除して、日本からアメリカの支配を利用して国を守った海洋貿易国家フィリピンの、国民性からくる違いだと僕は理解しています。

しかし、そのような違いはあるにせよ、ベトナムにも、フィリピンにも、今の日本の若者が陥っている将来性のみえないところからくる倦怠感は、全くありません。

みなぎるエネルギーと、成長と成功への意欲に、この国々の若者は邁進しています。

僕のような、事業の成長を目指す事業家にとって、このようなエネルギーに満ちた環境には、非常にチャレンイングなファンダメンタルズを感じるのです。

深夜に到着した、熱帯夜のホーチミンで、僕は、まずそのような想いを感じました。

4、 いざ、商談と視察の活動開始へ


明けた、6月21日から、いよいよホーチミンでも活動が本格スタートします。

滞在中、「ベトナム ホーチミンシティから、市場視察状況をリアル発信します」を、毎日、マイベストプロに発信します。

新興国ビジネスにご興味がある方は、是非、お読みください。
お問合せメールより、ご質問をいただければ、回答の返信をさせていただきます。

続く

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松本尚典
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松本尚典(経営コンサルタント)

URVグローバルグループ 

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