【腹筋トレーニングの新説】腹筋は、”伸ばして”鍛えよう!
こんにちは、姿勢トレーナーの八巻です。
今回は、
腹筋をしてもへこまない、気になるお腹の謎についてのお話です。
気になるぽっこりお腹、腹筋をしてもへこまないのはなぜ?
こちらの記事にたどり着いた皆さんは、
ぽっこりお腹の体型が気になる、という方が多いのではと思います。
全体的に肥満体型でお腹も出ているという方もいれば、
全体でみるとそんなに太っていないけど、
その割にお腹は出ている気がするんだよなぁという方もいるでしょう。
肥満体型でそもそも体重が多いという場合は、
まず減量をしないといけないので、
摂食を進めるところからだと思うのですが、
BMIが標準範囲にもかかわらず、という場合は、
減量や摂食をしても、あまり効果的ではありません。
かといって、腹筋のエクササイズをしてもなかなかへこまないなぁという事で
お困りの方もおられるのではないでしょうか。
腹筋をしても、お腹はへこみません!
腹筋をしてもお腹がへこまない人は、そもそも腹筋をすることが、
その解決策になっていないと思っていただいていいでしょう。
全然効果のない事をやっているという事ですね。
お腹がどうしてぽっこりしてくるのか、
その原因をまず考えてみましょう。
お腹が出るのは、
お腹が出るような姿勢をしているから!
腹筋をすればお腹がへこむのであれば、
原因は筋肉のある無しが関係するのでしょうが、
そうでない場合は、そこに因果関係は無いので、
いくらやってもへこみません。
正確に言うと、腹筋の筋力は必要ですが、
皆さんがよくやっている腹筋トレーニングで鍛えられるような腹筋の筋力は、
お腹を引き締めるための筋力とはあまり関係ありません。
お腹がたるむのは、一番の理由は「姿勢」です。
おへそのあるお腹の部位は、骨で言うと後ろに背骨しかないところで、
上下方向の力に弱いところなんですね。
筋肉で支える必要があるところです。
しかし、その力が弱いので、体は上からつぶされ、
お腹の部分がつぶれてしまいます。
ここには内臓もたくさんつまっていますので、
お腹の部分に上下の容積が無いと、あふれた部分は前にはみ出るしか無くなります。
必要なお腹や腰の筋力は、”上へ引き伸ばして保つ”筋力!
ろっ骨が骨盤に近づいてしまうと、お腹の容積が少なくなり、
余ったお腹が前に出てしまいます。
そうならないようにするには、ろっ骨を骨盤から離し、
上下方向に容積を拡げてあげます。
それでこの中にお腹をおさめます。
この時に、腹筋や腰の筋肉は、上下方向に引っ張られるような筋力が働きます。
これが、ろっ骨と骨盤の距離を保ち、姿勢を保つために必要な筋力です。
体を起こすような腹筋で鍛える筋力は、「お腹を縮める」筋力なので、
姿勢維持の筋力とは違いますし、ドローインのようにお腹を凹ます訳でもありません。
このように上下に引く事で、筋肉は常に軽い張力がある状態を保ちます。
この力がついてくると、意識をしなくてもこの体勢を保てるようになるので、
お腹が前に出る事も防いでくれます。
お腹を凹ますには、食事の改善と、姿勢の改善。
という事で、腹筋をしてもお腹がへこまないのはなぜだろうという事でやってきました。
そもそもの原因を知らずに、ただ腹筋を鍛えても、
そこに因果関係が無ければ効果は出ません。
ウェイトオーバーの場合は食生活の改善が必須ですが、
そうでない場合は、姿勢を疑ってみてください。
上のような姿勢になっていたら、姿勢の改善で改善の余地ありかもしれません。
反り腰・腰痛にもリンクするところかと思いますので、
気になる方は要チェックです。
本日も最後まで、ありがとうございました。