肩甲骨を寄せて歩く・走る事は、果たして正しいのか??
こんにちは、姿勢トレーナーの八巻です。
今回は、歩行時や走行時に生じる膝痛や股関節などの痛みの理由について、
ちょっと変わった方法でご紹介してみたいと思います。
運動時に起こる膝痛などの動作痛。原因は”動作時の過度な負荷”
まず、スポーツを続けていて・ランニングを続けていて・など、
アクティブに活動されている方々を襲う膝痛や股関節痛・外反母趾痛などの動作痛。
ご高齢の方も多くの方が膝痛にお悩みと言われます。
私もよく指導の現場で「最近膝の調子が悪い」といったご相談を受けることは多いです。
「筋肉を鍛えた方がいいのでしょうか?」と聞かれる事も多いです。
テレビなどで、専門家の人が常套句のように「膝痛⇒ひざまわりの筋力低下」というので、
一般の方々はその情報が刷り込まれているようです。
しかし、このコラムでは何度も申し上げていますが、
膝の痛みと筋力不足の間には、因果関係があまりありません。
筋力が本当に足りなくて関節に支障をきたす人もいますが、
例えばウォーキングを毎日している、テニスを毎週しているというような、
積極的に体を動かして足腰を使っている人が、筋力が足りないという事があるでしょうか?
というと、今度は
「年だからほどほどにね!」
と言う専門家・お医者さんも多いようですね。
アクティブな皆さんの気持ちをさらに挫く「年だから」という言葉、
そんな言葉を発するお医者さんや専門家のいう事はもう聞く必要はありません。
ウォーキングやランニング・スポーツをする事で起こる膝痛などの動作痛は、
痛みが起こるところ(関節など)に運動時に過度な負担がかかっているからです。
例えば片足にだけ体重が多くかかるような姿勢や動き方をしていれば、
片足にばかり大きな負荷が重なり、傷んでしまう訳です。
普段の姿勢から、片足に負担をかけているかもしれません。
体重計を2個用意して、その上に立ってみました。
左右の足に均等に乗って立っていれば、
左右の体重計もほぼ体重÷2の数値に近くなります。
しかし、例えばこんな風に普段片足に体重をかけた格好で立っているような場合、
体重計に乗ると、左側の方が重くなります。
それだけ左足は常に重い重量を支えている分、負担は大きいですよね。
左右の足が均等に体を支えているという状態に近づけてあげる、
これだけでも片足への負担は相当軽減されるはずです。
上の例では左右の重量配分についてわかる例でしたが、
前後の重量配分でも、膝や足のゆびなどのトラブルを引き起こします。
体が脚のどこに乗って運動しているか、
そこが大きな痛み改善ポイントになると思うので、
スポーツを続けていて最近、膝などが痛いなと感じている方は調べてみるといいでしょう。
当方でも原因をお調べする事は出来ますので、気になる方はご相談ください。
きちんと原因を精査し、対処すれば改善は出来ます。
以上膝痛などの脚の動作痛の原因についてのお話でした。