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八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

スキーの基本動作をエクササイズ!シーズンに入る前に、スキーに必要な動作を覚えておこう!

八巻稔秀

八巻稔秀

テーマ:40~70代のための、スキー上達テクニック

こんにちは。

季節はもう10月、
コロナ禍の中、来るスキーシーズンも流動的ではありますが、
準備をしているよという方もおられるでしょう。


スキーは広々とした屋外で行い、
いわゆる「密」になりにくいスポーツではあります。
ネックウォーマーなどで口元を覆う事も多いですしね。

ただ、休日のレストランや、
スキー場によっては大きなゴンドラに乗って上がるところもありますので、
そういうところだけ気をつければいいのではないでしょうか?


そんなシーズンに向けて、
今年もスキー大好きな姿勢トレーナーの私が、
スキー上達のためにやっておきたいプレシーズンエクササイズを
シーズンインまでの間にご紹介したいと思います。


コブがなかなか上手に滑れないという方や、
これから板をきちんと揃えて滑れるようにしたいという方に
特におすすめの記事です。


「整地は滑れるのだけど、
コブになると全然滑れなくなるんだよ・・」その訳は?



ここから、スキーの上達を目指す上で必要だと思われる体の機能をお話していきます。


見出しにもあるように、整地は滑れるけどコブになると全然ターンが続かない、
すぐコブに弾かれ発射→転倒という方も多いと思います。


なぜ整地は滑れて、コブは滑れないのか?
そういう方には、きちんとそうなる理由があります。
(私も以前やはりそうでした。)





その理由は、
「片脚にきちんと過重をかけてターンをしていない」
からです。



今はトップとテールが膨らんでいる「カービングスキー」が当たり前になっています。

サイドカーブがついていると、
板を傾けてエッジを立てるだけで、板が勝手にターンをしてくれます。

昔の板はサイドカーブがついていなかったので、
きちんと過重をしないと曲がってくれませんでしたが、
カービングスキーは板を傾ければターンが出来るのです。

板をきちんと踏まなくても、
体を左右に傾けながら木の葉のように動いてでも、
整地であればターンが出来てしまいます。


しかし、このターンのやり方はコブの中では通用しません。
しっかり過重をしないといけません。



スキー中に、「スクワット」の動作が入れられない・・



私はスキーのレッスンの際に、屈伸動作を滑りながらやってもらいます。
それでしっかり大きく屈伸が出来ているかどうかを見ます。

この屈伸動作が、雪面に過重をかける為に欠かせない動作になります。


コブの斜面では、凸凹を吸収するためにも大きな屈伸動作が必要ですが、
コブ スキー 屈伸
コブの溝に向かって脚を伸ばすようにして過重をかけます。
強く押し出す力が必要になります。
普段整地で体を傾けながらターンをしている人が同じようにコブで滑ると、
すぐに弾かれます。



ただ、屈伸動作はコブ斜面に限りません。
整地でも屈伸動作は行われています。
スキー ターン 屈伸
片脚が体から遠ざかるように伸びて、反対は大きく体の方に近づいています。


この動作を、左右交互に行ってターンをしていると言えばいいでしょう。


コブに入るとターンが続かない、木の葉ターンを普段やっている方は、
脚の曲げ伸ばしはあまり行われずに、
ずっと立ったままユラユラ体を揺らしてターンをしているような感じですので、
屈伸動作を使ってのターンにターンの仕方を替える必要があります。


まずはスクワットを基本から確認しておきましょう。


プルークで「板を押し出しながら、雪の壁をつくる」
これで滑れるようになった!



初心者が最初にスキーのターンを練習する方法として、
ハの字にして滑る「プルーク」があります。

プルークボーゲン


整地はいいけどコブがうまく滑れないという方にこの「プルーク」をやってもらうと、
意外にきちんと出来なかったりします。
プルークは交互に過重をかけてターンをする基礎ドリルなんですね。


ハの字で停止してもらおうとすると、なかなか止まりません。
「押して~」と言っても、なかなか止まれない・・

これは何でだろうと私も考えたのですが、
どうやら、力んでいるだけで押していないのだという事がわかりました。


「押す」とは、「押し出す」事。
板が前方へ押し出されていき、雪の壁をつくる


この動画は、ハの字でブレーキをかけ、停止をするドリルです。

板が斜め前方へ押し出されていってます。
脚を伸ばしていって、その力で雪面を押すのですね。
その時のイメージは「伸ばす~」と言う感じでジワ-っと伸ばし続ける感じです。
(速いターンの時は伸ばすまでの時間が短くなります)

これを左右交互にやると、曲がってくれます。


この、足を体から遠ざける感じで伸ばす動作を練習すると
プルークでターンがスムーズになります。

この動作が出来れば、コブに入ってもある程度ターンは続けられます。
実際に、力んでいて押せていなかった方に「押し出す」動作を覚えてもらうと
コブではターンが2、3ターンで終わっていたのが、
10ターン下まで滑りきる事が出来ました。



このように、スキー上達には脚の曲げ伸ばしをしっかり使って、
しっかり過重をしてターンをする能力が必要です。

上半身にももちろん必要な動作要素はありますが、
今回はご紹介した下半身の動作を覚えておいてください。


これらの動作をやりやすくし、実際に練習するエクササイズをご紹介します。
動画でご紹介していますので、実際に見ながら真似してやってみてください。

エクササイズ第一弾・股関節ストレッチ

エクササイズ第二弾・板を踏む力を鍛える



順次追加していきます。
こちらの動画ページからチェックをお願いします!

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八巻稔秀
専門家

八巻稔秀(スポーツトレーナー)

TYカラダ調整セラピー

独自のエクササイズ「カラダ調整体操」をベースに、体のゆがみを本来の形に整え、正しい姿勢や動作へ導くトレーニングメニューを提供。スポーツイベントや出張指導で、生き生きとした日常を応援します。

八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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