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八巻稔秀

独自のエクササイズで骨格を本来の形に整えるスポーツトレーナー

八巻稔秀(やまきとしひで) / スポーツトレーナー

TYカラダ調整セラピー

コラム

スキーの基礎 中級者のはずなのにボーゲンが出来ない!その理由は?

2020年2月20日

テーマ:40~70代のための、スキー上達テクニック

コラムカテゴリ:スクール・習い事

前回の記事
https://mbp-japan.com/tokyo/karadachosei/column/5046950/
に続いての、スキー上達講座
「ボーゲン」についてのお話です。



「2級・(1級)を目指しているけど、一向に合格しない」
「コブを滑れるようになりたいけど、全然滑れない」

スキーのレッスンは、トレーニング指導などの合間に行う位ですが、
上記のようなお悩みの方が割と多いと思います。


そして、レッスンでは
「きちんとボーゲンでスピードコントロールが出来、ターンが出来るか?」
をみて、出来ないようであればそこをしっかりやってもらいます。



総じて、上のようなお悩みを持っておられるスキーヤーの方は
ボーゲンでスピードコントロールが出来ず、ターンも出来ない傾向にあります。



レッスンで改善する人もいますが、
なかなかボーゲンが出来るようにならない人もいます。
出来ないとなかなか先に進めないので悩ましいところですが、

では、出来ない人はどんな理由があるのでしょう?
出来なかった人の傾向から私なりに分析してみました。



出来ない理由① 体がつぶれて重心が載っていない



ボーゲンの時に、「ストレッチング」と言って、
過重する方に向かってしゃがみ込むような動作をします。


この動作の本質は、股関節を曲げ伸ばしする「スクワット」
ですが、簡単に言うとこれがきちんと出来ていないのです。


しゃがむ時に体が形を保ったままでしゃがめれば
股関節が曲がってくれて足の上に骨盤や体が載るので板が踏めるのですが、
ボーゲンで止まれない・ターンが出来ない人は、過重をかけようとすると
体だけがつぶれてしまって背中やお尻が後ろに落ちちゃうんですね。
なので力が伝わらず、止まらないのです。


出来ない理由② 足で押して止めようとして体が力む



ボーゲンで止まれない人の止まり方をよく見ると、
足の力で頑張って止めようとしていますが、
板がスライドしていかないでその場で力んでいるようです。
足に力が入ると、体にも力が入って①のような姿勢になりやすくなります。

体に力が入っていればいるほど脚は伸びず
板はスライドしないので力は伝わりにくくなります。


①と②の要素が重なる事で、
改善・上達を妨げているのではと思いました。



体の形を崩さず、リラックスしてスクワットをしてみよう!



こういう人は、まず体を崩さずにしゃがめるように練習しておく必要があります。
スクワット 下降位
そして、そこからしっかりと体を伸ばして立つ練習が必要です。


スクワット 上昇位


しゃがんだり立ったりするのに、そんなに力は要らないですよね?


力まずにやるのがコツです。



滑りをみる中で問題点がこのようにわかるのですが、でも
雪上でそれらの癖を即座に改善することが
すごく難しいなとも感じました。

ただ、
スキーの滑走技術と言うよりは、体の機能の問題なので、
スキーをしに行く前に練習できるところではあります。
むしろスキーの前に充分練習しておいた方がいいでしょう。

この記事を書いたプロ

八巻稔秀

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