スキーと膝痛①
こんにちは、八巻です。
スキーのオフシーズントレーニング。
前回に続いて、スキーとスクワットについてのお話です。
上手な人と、上達が止まっている人との、滑りの大きな違いは
「下半身の動作の大きさ」
ゲレンデでのレッスンを行う際、
バッジテストでいう2級受検クラスの方をみる機会が割と多いのですが、
共通する大きな特徴がありました。
それは、「脚の曲げ伸ばしがあまり使われていない」という点です。
脚の曲げ伸ばしが少ないと、
スキーをするのにどんなデメリットがあるのでしょうか?
脚を伸ばす動作で、地面を押す=荷重をかける動作につながる
脚を伸ばす動作を地面に足がついた状態で行うと、地面に力を加える事が出来ます。
立つ動作や、歩いたり走ったりする時にもこの力を利用して体を移動させています。
歩き・走りの動作は左右交互に脚が曲げ伸ばしされて、
後方へ伸びた脚が地面に荷重をかけて体が前へ進んでいきます。
スキーのターン動作も実はこの動作の応用で、
左右の足に荷重をかけて地面を踏む事で行うのが望ましいのです。
その、荷重をかけるために必要な動作が、
脚の曲げ伸ばし=スクワットの動作という訳です。
これからさらに上達をしていくためには、
この動作をしてのターンを習得していく必要があります。
上手な人の滑りは、”左右交互のスクワット”
かぐらスキー場のFacebookページにアップされている、
アルペンスキーの湯浅選手の動画をシェアさせていただきました。
https://www.facebook.com/snowkagura/videos/1257007127759938/
ウォーミングアップの滑走と思われますが、
その滑りでも大きく下半身が曲げ伸ばしされ、
スクワットの動作が入っています。
スキーに荷重をかけてターンをするには、
常にこういう動作をしっかり行わないといけないという事がこれでわかります。
トップスキーヤーはウォーミングアップでもやっているのですからね!
という事で、冬の当スキーレッスンでもこういう動作を使って
「踏んで」ターンをする練習を中心に行ったのですが、
そもそもスクワットが上手に出来ず、
重心が下げられない人も多いのが実際のところです。
こういう方は、スキー場にあがる前に、
陸上でスクワットなどの動作練習をしておくとベターでしょう。
ただ、スクワットは、難しい・・・
ただ、一口にスクワットと言いますが、
非常に正しく行うのが難しいのです。
また、筋トレの先生が教えてくれるようなスクワットだと、
脚に筋肉は付くけどスキーの動作には適っていないものも多いです。
ですので、自己流でやるのはあまりおすすめ出来ません。
という事で来週は、スクワットのやり方についてのお話をします。
記事はこちら
https://mbp-japan.com/tokyo/karadachosei/column/5037790/