マナーうんちく話1771《大切にしたいマナーと価値観》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

生きていく上で価値観はとても大切です。
特に今の日本のように物に恵まれ、民主主義も発達し、平和で、四季の豊かな国では、自分らしさ、自由という言葉が受けています。

日常生活で最も耳にしたり口にしたりする言葉の一つでしょう。

では「価値観」とは何でしょう?

いざ言葉で端的に説明するとなればとっさに適当な言葉が浮かんでこないかもしれませんが、価値観とは「自分の生き方を決める基準」だと認識いただければいいでしょう。

言い方を変えれば、価値を判断するときのもとになるものの見方です。
単純明快な言い方に置き換えれば、価値とは「良い、悪い、好き、嫌い」等でいいと思います。

結婚相手の条件として「価値観が同じの人」とか、別れ話の常とう句として「価値観が異なるから」として使用されます。
私は個人的には、価値観が同じである必要はないと思うのですが・・・。

また価値観には倫理的側面もあると思います。
例えば倫理観がしっかりしている人は、食事の時にもむやみやたらに食べ残しをしたりせず、美味しく楽しく食べる人が多いようです。

テーブルマナー講座を数十年担当していますが、つくづくそう感じています。

また倫理観がしっかりしている人は、相手に対して思いやりの気持ちも抱くことができるし、物事を平等にとらえ、勤勉でもあるでしょう。
このことも、多種多様な研修会やセミナーを担当して感じていることです。

そして往々にして若い時の方が形成されやすいと思います。

ITが急激な勢いで進化していますが、それと並行して自分なりのしっかりした価値観は必要になってきます。

最近は大人も子供もスマホに熱中し、マナーがなってない場面に多々遭遇しますが、良いマナーを身に付けることは、豊かな人生を送るうえで必要不可欠と考えます。

他者への配慮あってこそ、スマホでしょう。
スマホにもマナーが大切ですが、残念ながらスマホのマナーが確立されないまま進化が進んでいるような気がします。

マナーを身に付けると、自分のためだけではなく、他者のためになるための振る舞いが自然にできるようになるでしょう。

ところで何が正しくて、何が間違いかを理解できなければ、善悪を見極めることは難しいと思います。

だから道徳基準を明確にすることも大切です。
偏見や差別により悲惨な人生を歩んだ人は星の数ほどいます。

平成最後の師走です。
おりをみて、夫婦、親子、家族、職場でも、最近起こった出来事を参考にしながら、価値観について話し合ってみるのもお勧めです。

本音で語り合えるような雰囲気作りも、上に立つ人は心がけて下さいね。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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