マナーうんちく話53≪接客の歴史と社会貢献≫
職場における様々なハラスメントは個人の尊厳を傷つけるのみならず、大変大きなリスクを伴います。
従って個人のレベルではなく職場全体の問題として捉え、できる限りの対策を講じることが求められるでしょう。
【ハラスメントが及ぼす悪影響】
〇働く人の尊厳を傷つけることになります。
つまり心の健康を損なわせるということです。
〇また働く人の能力を低下させます。
〇職場の秩序も乱れ、士気が低下し、生産性も低下するでしょう。
〇有能な働き手が流出することにもなりかねません。
この人手不足の時代に大変なことになります。
〇職場の社会的評価も下がります。
【ハラスメント対策(職場サイド)】
100害あって1利なしのハラスメント。
どのように対策を講じるか?
〇先ずは管理者の強い意思表示が大切でしょう。
そして周知徹底と啓発です。
〇就業規則等にハラスメントに関する規則を設けることもお勧めです。
〇社員(職員)研修も大切になってきます。
特にハラスメントが生じたときの現場責任者はどのような対応するか?なども明確にしておけば安心ですね。
〇アンケートを定期的に実施して職場の様子を常に把握できればいいですね。
〇ハラスメントに対する相談窓口も必要な場合もあります。
ハラスメントを受けた人が身近な人に気軽に相談できればいいのですが、相談相手を間違えたらかえって悪化する場合もあります。
安心して気軽に相談に応じられる場所は大切です。
業種レベルの対策がもとめられるでしょう。
〇行為者の再発防止策も忘れてはいけないと思います。
総じて、職場にゆとりを持たせると同時に、仲間意識を強く持つことが何より大切です。日頃からコミュニケーションを密にさせ、良好な人間関係作りが大切だということです。
さらに職場によっては上司、先輩、同僚のみならず、お客様、患者、家族等からのハラスメントもあります。上に立つ人は部下のことを十分把握し、気にかけておくことが大切だと思います。そして時には毅然とした態度で臨むことが求められるでしょう。
【ハラスメント対策(個人として)】
ハラスメントを受けて一人で悩んだり、我慢しても解決には程遠いと思います。
事態がさらに悪化することもあります。
周囲に相談することが大切です。
日頃から、自分に何かあれば気軽に相談できる相手を見つけておくことはとても大切です。それでもだめなら外部の相談窓口を利用する手もあります。
またハラスメントに対する記録はできる限り詳細にとってください。
例えば、いつ、どこで、誰から、どのようなハラスメントを受け、その時の周囲の状況、さらに自分の気持ち、そして現在の心身の状態はどうかなどです。
最悪の場合は職場をやめる手もあると思いますが、こじれる前に解決したいものです。
重複しますが、職場において良好な人間関係作りはとても大切です。