マナーうんちく話53≪接客の歴史と社会貢献≫
スポーツの世界でパワハラが日常化し、大きな話題になっています。
もう「うんざり」ですね・・・。
謝罪会見もいい加減にしてほしいものです。
ところで学校でも「いじめ」が相変わらず深刻な問題になっています。
子どもがいじめに走るのは、学校にも多少責任があるかもしれませんが、大部分は家庭や親の責任でしょう。
よく「いじめられる側の責任」を問題視する傾向もあるようですが、いじめに関しては「いじめる側」にすべての非があると考えます。
だからいじめをなくすには、「いじめに走る子」を無くさない限り、基本的な解決にはならないでしょう。
このコラムで何度も団らんのある家庭づくりや、暖かい食卓作りを勧めていますが、いろいろと諸事情もあり難しいようですね。
そこをできる限り工夫や努力をして実現していただきたいものです。
特に幼い頃からの「食べ方」の躾はとても大切です。
例えば姿勢を正し、美しい箸使いができ、「いただきます」「御馳走様」の食前・食後の挨拶がきちんとできる子は、いじめに走ることはないでしょう。
子どもにテーブルマナーを教える意味や意義を大人が再認識し、実行していただければと思うのですが・・・。
しかし恐らく日本だけの現象だと思いますが、自国の食文化や食のマナーが急激に低下している気がしてなりません。
多くの大人が正しい箸使いができていないと感じます。
とてもゆゆしき事態です。
欧米の大人でフォークナイフを正しく使用できない大人はいないでしょう。
日本では挨拶にせよ、食事にせよ、大人が襟を正す必要がありそうですね。
子どものいじめ解決は学校に頼らず、家庭で親がしっかりするべきでしょう。
親が変わらないとこは変わらないということで、まさに「子は親の背中を見て育つ」です。
「職場のいじめ」に、なぜ学校のいじめに触れたかと言いますと、職場でも同じことが言えると考えるからです。
つまり職場でいじめが多発したり、人間関係が悪くなるのは、トップを始め、指導的立場にある人のせいだと考えるからです。
職場のいじめは単に個人の問題ではないからです。
次回に続きます。