マナーうんちく話251≪電話のかけ方のマナー≫
大人として「してはいけない振る舞い」、「すべきではない振る舞い」は多々あります。特に女性は・・・。
しかし常に気を張っていたら身も心も悲鳴を上げるでしょう。
例えば仕事で接客をする時、商談時のプレゼンなどの場合は注意が必要ですね。
足を開く、腕を組む、足を組む、髪の毛を何度も触るなどの行為は慎んだ方がいいでしょう。
人の悪口やうわさ話もそうです。
しかしこれが仕事を終えて帰宅して、自分の部屋に入った状態ならどうでしょう。髪の毛を触っても、椅子に足を組んで座っても、足を開いてリラックスしてもだれにも不快感を与えません。
噂話も、人を貶めるようなことはいけませんが、内輪同士で身近な人や芸能ネタなどについてするのは、かえってストレス解消にも成るし、円滑なコミュニケーションの潤滑油にも成ります。
要は、それがどんな場面で、どんな人を相手に、どんな内容を、加えて自分がどんな立場でそこにいるかによって大きく変化するということです。
例えばプライベートタイムか仕事中か、相手は上司か部下か、女性か男性か、和のシーンか国際舞台かにより要求されるマナーが異なります。
だから難しいわけですね。
例えば和室と洋室、あるいは和のシーンか国際舞台かでは大きく異なります。
和のシーンで有ればまだまだ男性優位が強いので、女性は男性を立てて頂いた方がいいですが、フランス料理のレストランなどではレディーファーストの原則が働きます。
但し男性がレディーファースト心を発揮すれば、女性はタイミング良くそれを素直に受けるスキルもいるでしょう。
乾杯を急に頼まれた場合、和のシーンなら「三辞三譲」の原則が働くので、どんな偉い人でも一度は断って謙虚な姿勢を示します。
しかし洋の席ではスムーズに行うのがベターです。
さらに洋の席では椅子から立ち上がって乾杯をしますが、和室では座礼ですから座蒲団から下りた状態で正座して行います。
加えてオフィシャルなシーンでは敬語で話した方がいいですが、親しい仲間内なら方言の方が、親近感が湧きます。
いずれの場合も女性は特に姿勢と歩き方には気をつけて下さい。
《立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿はユリの花》を意識して下さい。
男性が女性を見る時には、意外に姿勢と歩き方を気にします。
一人で食事をする時に、足を組んで食事をする女性を多く見かけます。
この癖をつけていると、いざという時にも姿勢を正すことは難しいです。
なるべく姿勢を正して、長時間座れるようにするには日頃の心構えが大切です。
姿勢や歩き方は見た目ですが、次は内面から好感を持たれるのが話し方です。
話し方も日頃が出ます。
出来る限り自然な状態で敬語が話せれば鬼に金棒です。
自然と親しみ、時節の移ろいに敏感になることが大切です。
お隣の花壇を見て「今年も夏を告げる芍薬が綺麗に咲きましたね。本当にお手入れがよろしくて・・・」。
「おほめにあずかり光栄です・・・」。
「ではごめんくださいませ」。
これが敬語の世界です・・・。