マナーうんちく話901《一日20回の「ありがとう」②》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

具体的に、一日20回「ありがとう」の言葉を発するにはどうするか?

英語では、なにかあれば「サンキュー」が聞こえてきますが、これは是非見習いたいものですね。

遠い昔の話ですが、ホテルに入社してフレンチレストランに配属された時、外国人と接する機会が非常に増えました。

感心させられたのは、何かあれば笑顔で「サンキュー」と言ってくれることでした。

挨拶も常に笑顔が伴いとても気持ちの良いもので、大いに勉強になりました。

英語教育を推進するに当たり、このような事も視野に入れたらよいと思うわけですが、如何でしょうか?

ちなみに、「ありがとう」と思えることは、特別な事でもありません。
とても簡単です。

朝起きて、ご飯が食べられるだけで最高に有り難いことです。
地球上には、食べ物や飲み物に不自由している人が沢山います。

この現状を理解するだけでも、自然に感謝の気持ちは湧いてきます。

そして、食材や料理を作ってくれた人に対する感謝の言葉である、「頂きます」の言葉を発して下さい。

次に食べ終えたら、料理を作ってくれた人に「ご馳走様」の言葉を発して、感謝の気持ちを表現すればいいでしょう。

この言葉は、家庭でも、職場でも、レストランでも、恥ずかしがらずに素直に発することができます。
これで勢いを付けて下さい。

次に、物をいただいた時や、世話になった時には「ありがとう」が言えますが、欠点を指摘された時にも、ありがとうと言えるよう心がけて下さいね。

また、スーパーやコンビニでの買い物の時にお金を支払いますが、この時にもありがとうの言葉を発して下さい。

お金を払う時には是非、笑顔でありがとうの言葉を添えて下さいね。
人生が心豊かになります。

ありがとうの言葉が、家庭や地域や学校や職場であふれれば、そこには素晴らしい人間関係が生まれます。

なぜなら、言う方も、言われる方も気持ち良くなるからです。

地球上に「ありがとう」の言葉が蔓延すれば、世界はもっともっと平和になれます。

一つ注意して頂きたいことは、どんな言葉でもそうですが、それぞれの言葉には、それなりの意味があり、感情が宿っています。

単に言葉を発するだけでなく、態度や表情や行動が伴うことも必要です。

だから、「ありがとう」の言葉を発する時には、本当に嬉しそうな態度で、気持ちを込めて、明るい笑顔で、相手の目をキチンと見て発して下さいね。

早速身近な人から実行して下さい。

そして夜寝る前に、今日は「ありがとう」と何回言ったか数えて、明日の目標を決めて下さい。

慣れてくればしめたものです。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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