マナーうんちく話251≪電話のかけ方のマナー≫
○「黙してこれを成し、言わずして信なるは徳行(とっこう)に存(そん)す。」と言う言葉が有ります。
地位や能力で新入社員を引っ張っていくことも大切ですが、先輩や上司の持つ「人間的な魅力」で信頼関係を築き、新入社員を引っ張っていくことも大切です。
先輩や上司は、日頃から「日々挑戦」の精神で、人間磨きに励むことでが大切であると考えます。
○先輩・上司は部下に誇れる「何か」があることが理想です。
「何か」は、一芸に優れたモノが理想ですが、仕事上のスキルでも、人柄でもいいです。それが無ければ、新入社員の顔色ばかり伺うようになります。
故地論仕事に対する経験がありますから、最初は有利ですが、欲を言うなら経験+αが欲しいところですね。
○素敵なマナーの修得
どんな仕事でも職場でも、つまるところは人間関係です。
そして良好な人間関係作りには素敵なマナーが必要不可欠です。
以前も触れましたが、マナーは新入社員のために存在するのではなく、上に立つ人、指導的立場にある人が率先して身に付けるものです。
いくら新入社員がマナーを身に付けても先輩・上司が無関心なら本末転倒です。
多様なマナーを身に付け、人間力を磨いて下さい。
要は、新入社員から嫌われる先輩・上司ではなく、尊敬される人になるよう、心がけて下さい。
ちなみに、嫌われるタイプは、「仕事の失敗を部下のせいにする」「部下の意見を聞こうとしない」「態度が横柄」「その日の気分により言うことやすることが異なる」「いざという時に連絡が取れない」「短気で怒りっぽい」「相手の立場や地位によって異なる態度をとる」等が挙げられます。
一方、尊敬されるタイプは「仕事に関する責任はキチンととれる」「リーダーシップがある」「決断力を有する」「部下を責めない」「部下の意見をキチンと聞く耳を持っている」「雑用と思える仕事でも自ら実行する」「偉そうに振る舞わない」「先手必勝の挨拶が出来る」「仕事の指示を出したら不必要に口出ししない」「後輩や部下にも相談する」等が挙げられます。
「仕事は盗む物」だった時代は過ぎ、今では「細かなサポートしながら仕事の手ほどきをする」先輩・上司に好感が持たれるようになっています。
つまり、仕事を教える側も、教えてもらう側も程良いコミュニケーションが不可欠です。先輩上司と新入社員との距離を縮める努力が大切です。
先輩・上司と新入社員同士で固まることなく、異世代同士の交流も積極的に図ることですね。
ランチを共にして、美味しくて楽しい一時を共に過ごすとか、仕事が終了した後の飲み会などにも積極的に行うことをお勧めします。