基礎から指南!接客・接遇マナー2≪接客・接遇の意味と意義≫
すでに、お話しいたしました「従業員満足」が実現したら、職場が明るく元気になり活気づきます。そうなれば、いよいよ職場全体の雰囲気を盛り上げて下さい。
前回チームワークの大切さをお話ししましたが、今回は、今までの復習も兼ねて、具体的に良好なチームワークを築く方法に触れてみます。
リーダーの力量が問われますが、実現すれば鬼に金棒です。
皆さんの職場のチームワークはいかがでしょうか?
リーダーは、とても気になるところですね。
ちなみに、「チーム」とは、ある目的を実現するために集まった二人以上の集まりのことです。従って、「チームワーク」とは、ある目的を実現するための行動や作業や意識や協力体制の事だと、認識して頂ければ結構だと思います。
だから、「チームワークが良い」のと、「仲良し」とは若干意味合いが異なりますね。
●良好なチームワークの築き方
○目的が明確である事
前述した「チームワーク」の意味をご理解いただいたら納得頂けると思います。管理職も正社員も非正規社員も、全ての人に、目的が共有化できている事が大切で、ここが軸になります。
○情報の共有化
多種多様な情報のうち、どの情報を共有化するか?は、それぞれ職種により異なりますが、ポイントは、情報を知っただけでは、あまり効果は有りません。データーを整理して、体系化することにより、互いに助け合うことができます。
管理者、リーダーの力量が問われるところでしょうか。
○一人ひとりが「自尊心」を持つ
従業員全てが、自分自身の「身体」と「気持ち」を大切にすることです。
例えば、体調不良により、欠勤することになれば、他の従業員に多大な迷惑をかけることになり、チームワークを阻害する要因になりかねません。
勿論、「困った時はお互い様」ですが、限度が有ります。
責任と自覚が大切です。
○一人ひとりが素敵なマナーを発揮する
自分を充実出来れば、チームのために一肌脱ごうと言う気になります。
マナーの基本精神、すなわち「思いやりの」「感謝」「尊敬」の心を常に抱き、それを態度・表情・言葉、あるいは文章などで発揮することが大切です。
お客様に素敵なマナーを発揮することはとても大事ですが、その前に、目の前の同僚や先輩や上司に発揮して下さいね。
○「和を持って貴しとなす」
大切な事は独断で決定することなく、皆で熱心に議論して決める雰囲気を整えることです。すなわち、自分の考えを気軽に発言できる場が有り、かつ、互いに相手の話を聴いて、それを尊重する態度を有することが大切です。
「仲良き事は美しき事」と言われますが、自分と意見の異なる人に、無理に妥協したり協調するのではなく、不平不満が有れば正直にモノ申し、互いに理解し合い、歩み寄りをすることです。
○チーム内で「報告・連絡・相談」を徹底する
この項目については別の機会で詳しく触れて行きますが、この3項目はとても大切です。
○最後に、上記の事を取りまとめるリーダーの力量
チームワークが取れてない職場は、往往にしてリーダーが無能であったり、力量に欠けることが有ります。
どこの職場にも、単独行動に走る人、自己主張が強い人はいます。それを上手にコントロールするのがリーダーの役目だと考えます。
職場に、信頼関係が無い、協力体制が無い、歩み寄りが無い、そして言いたい事が言えず常に遠慮している人も存在します。
早い話「人間関係」がなっていないと言うことです。
どうも、チームワークがおもわしくないと感じられたら、「マナーうんちく話」《良好な人間関係の築き方》を参考にして下さい。
好転します。