人はなぜそんなに他人の事が気になるのか? ~芯のある人が持っている、強さの秘密~
自動車を運転する際に
ハンドルを握ったら人格が豹変すると言われるように
普段は温厚な性格の人でも
ひと度ハンドルを握れば人格が変わってしまうのはどうしてでしょうか?
確かに無謀な運転のドライバーが多いように感じられますが
これは運転に慣れてきたということもありますが
運転中は閉鎖された空間(密室)であり
完全に自分だけがあらゆる事を支配(コントロール)できる空間だからなんですね。
自分本来の性格が運転に現れやすいのです。
人格が変わったわけではなく
元々本来その人が持つ性格が
誰の支配も及ばない密閉空間という中で
普段つきまとう様々な制約から一時的に解放された結果
ついつい横着な運転になってしまうのです。
これは性格の悪さではなく
制約からの解放感から生まれる現象ですので
悪意も何もなくその人の素の姿だと言えるでしょう。
ですから運転中の人に外から声をかけた場合
(例えば警察による取り締まりなど)
乱暴な態度や口を叩くといった人が見られるのもそのためです。
普段は穏やかでも
何や何か文句あるのか、自分に何か用かと
突然自分のテリトリーに入ってきた相手に対して
どこか威圧的(横柄だったり無愛想)な態度になってしまうんですね。
それは普段の自分を取り戻そうと
無意識に素の自分を抑え込もうとしているからなのかも知れません。
(自分だけの空間と現実社会との間で混乱している)
このように人格が豹変した人でも
しばらく世間話などして冷却時間を設けると(アイスブレイク効果)
社会性のある普段の人格に戻って談笑できるまでの関係に至ることもあります。
たとえ同乗者がいたとしても
自分だけの支配空間の中に他人が介入、干渉してくることは
外部に対して威圧的になってしまいますので
外から見た人にはその人が乱暴に映ってしまうわけです。
(実際そういう部分の素地が現れやすくなる)
ここにハンドルを握ったら人格が豹変すると言われる所以がありそうです。
実際ドライビング(運転のクセ)にもその人の人柄が現れやすく
車を運転するといっても人によって様々なので
見ていても乗っていてもある意味では面白いものです。
とはいえ怖い運転や横柄な態度は謹んでもらいたいところですが。



