やることを忘れてしまうのはどうしてか? ~多忙だから忘れていく~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

人は年齢とともに忘れることが多くなっていきますが
脳機能の衰えとともに一つには
やることが増えてくるからではないでしょうか?

小さい子供の頃は何の社会的責任もありませんし
自分の興味のあることややりたいことに興じていればそれで良く
やることも限られてるんですね。

しかし成人して社会人になると
たちまち責任が重くのしかかり始め
それに伴いやること(やらなければいけないこと)も増えてきます。

子供時代のように好きなことだけをしていれば良いのではなく
自分の意に反してしたくないことや
しなければならないことに時間を投じなければなりません。

自分が興味や関心があることならまだしも
人がやりたくもないことを覚えてられるわけではなく
忘れやすくなるのも当然ですし
そもそもなかなか覚えられないんですね。(頭に入らない。記憶に残らない)

ですので忘れるというよりも
むしろ覚えるまでが困難というわけです。(記憶することが困難)

脳機能とともに
そもそもやることがそれほど多くなければ
覚えることもたやすく、忘れることも少ないでしょう。

それは憶えていられる余裕があるからにほかなりません。

もちろん脳機能の影響が最も大きいわけですが
年齢とともに忘れやすくなるのは
やらなければならないことが多すぎるからであり
いかに少なくしていくかで忘れやすさにも影響するでしょう。

一方何をするんだっけ?と目的を見失う物忘れは
こちらは脳機能の影響と思われますので
やることが少なくてもダイレクトに忘れているだけなのだと思います。

いずれにしてもやることが増えていくということは
覚えられる容量(余裕)がなくなりますので
忘れることも多くなっていくというわけですね。(憶えていられない)

忘れていくというのは悲しいことではありますけども
それだけやらなければいけないことが減ってきた証拠なのかもしれませんね。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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