大阪都構想の住民投票率が66.83%だった事について、そこから見えて来る人間心理
近年闇バイトが社会問題になっています。
闇バイトの内容は犯罪行為であるにもかかわらず
それを承知で応募する人がいるわけですが
特別貧困であるなどお金に困っているわけでもないのに
どうして応募に走ってしまうのでしょうか?
まずどうしても目に入ってくるのが
短時間で高収入、そして簡単な仕事といった好条件ではないでしょうか。
働き方改革など言われる世の中になり
多様な働き方が推奨されるようになったことで
仕事の内容よりもライフワークバランスが求められるようになりました。
仕事中心の生活から理想の生き方を中心に据えた考え方ですね。
SNSの普及により
常に情報が受動的に入ってくるようになり
ダイエットや健康サプリの広告のように
自分にとって好条件(メリット)になる文言(及び画像)が目に飛び込んでくると
情報の詳しい内容を知らなくてもすぐに興味を惹かれてしまいます。
期間限定・数量限定、今だけお安くしますといった定期購入の宣伝であっても
詳しく調べないまま契約してそんな話は知らなかったと後でトラブルになるように
闇バイトもよく把握しないまま(理解しないまま)条件だけで何となく応募し
内容も荷物を受け取るだけだからと簡単にできるということで
何となくから始まっていつの間にか犯罪に手を染める事態に至ってしまうのでしょう。
特にお金に困っているとか特別な事情もないけれど
楽な内容でしかも高収入が得られるとなれば
これなら自分にでもできるからと何となく簡単に応募してしまう。
闇バイトと言えば若者が対象のように思われがちですが
実は高齢者もこうした情報に引っかかりやすいため
簡単に騙されて応募してしまいます。
実際何らかの詐欺被害に遭うのも高齢者が大半です。
こうした背景の一つには
社会経済の不安や物価高など
社会的貧困の影響が根底にあるのではないでしょうか?
先程のライフワークバランスや情報の流動性(スピード化)の影響や
何となく裕福でない感じのする社会的貧困(幸福度の低下)
更には情報に溺れる情報難民が溢れ出す事によって
闇バイトの発信する魅力的な募集内容に求人が集まってしまうのかもしれません。



