なぜ差別は起こるのか? ~どこで生まれ、誰が始めるのか~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

民族、宗教上の問題、人種など
現代においても私たちの間で差別が存在しています。

人種差別において未だにはびこっているのが
黒人差別の問題がありますが
私たち日本人にはあまり差別意識はないですよね?

黒人差別があるといった認識があったり
自分とは違う肌の色であるという認知はあっても
白人との間で問題になっているような差別意識には繋がりません。

もし黒人という存在そのものに何か問題があるのでしたら
人種や民族にかかわらず、皆黒人に対して差別をするはずですが
私たち(日本人)に差別意識はないため
どうやら黒人だから、肌の色が違うといった理由ではなさそうです。

ナチスによるユダヤ人迫害もそうですが
そしたら何が人を差別へと向かわせるのでしょうか?

子供が自分と肌の色が違うからといって相手をイジメるのとは違って
そんな単純な理由で差別へとつながってるわけではなさそうですが
差別によって殺害にまで至るような大きな問題となっています。

果たしてどこで差別の芽が生まれるのでしょうか?

黒人差別の問題でしたら
かつて白人が黒人から迫害を受けていたのならまだしも
自分たちのほうが一方的に侵略を始め
支配的に扱ってきただけなのではないでしょうか?

ということは差別とは何らかの基準に照らし合わせた優劣の差とは無関係に
相手に対する支配的行動の現れなのかもしれません。

ユダヤ人でも黒人でも
差別という迫害からの抵抗や反撃が
デモなど抗議活動や紛争へとつながるわけですね。

人種問題、民族差別で言えば
もちろん私たち日本人も行ってきたり受けてきた歴史があります。

そして私たち同じ日本人同士や身内同士など
同じ民族間(人種同士)でも差別はあるのです。

先程述べた中で、差別は支配的な意識から始まるのであれば
身近な話で言うと虐待も差別と同じではないでしょうか?
(ベースにあるものの規模が違うだけで、実態や本質は同じ?)

ただ、虐待であっても差別であっても
そうなるに至る原因はそう簡単に解明できるものではありませんが
もしかするとその要因の一つとして
私たちそれぞれの意識が生んでいるだけ
そうさせているだけなのかもしれませんね。
(所属意識や責任などから来る思い込み)

付け加えて言いますと
差別や虐待が支配的なとこから来るものであるとするなら
ただのマウント(優位性の確保)であるとも言えるのかもしれません。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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