摂食障害は、とてもデリケートな問題です
世の中には食べても食べても太らず
いくら食べても自然に元の体型に戻る人がいます。
痩せの大食いなどと言われたりもしますが
食べる量の多さはもちろん
食べても太らないということに憧れたり
羨ましく思う人もいるかも知れません。
本人も特に不安を抱いたり気にするようなこともありませんし
むしろ大食い自慢としてテレビや動画サイトで活躍されている人もいます。
私もそこまでではありませんが
痩せ過ぎだと言われ
もっと食べるように言われるのですが
言われなくても食べてるのに太らないんですね。
太るのはお腹周りだけで
体格はあまり変わりません。
食べても太らないのだから羨ましいなど
こんな体質に憧れる人もいるかも知れませんが
実は食べても太らない人は健全な体質ではないんですね。
太らないからと言って
暴飲暴食をしている人を健康的だと思うでしょうか?
異常とまでは言いませんけど
よく考えてみてください。
食べても太らないのですよ。
つまり食物を摂取しても体にとって栄養にならないということです。
栄養を摂取してはいますが
摂取した栄養を活かせず
食べても食べても栄養補給が追いつかないのです。
そうです、際限なくいくらでも食べられるのではなく
栄養補給や代謝が追いついてないだけなのです。
いくら食べても追いついてないから食べ続ける必要があり
だからあれだけ大食いになってしまうのであって
それが羨ましいことでも何でもなければ
生体的には危険な体質なんですね。
癌だったりどこかが痛んだりするような症状がなく
何かの病気というわけではないからわかりにくいだけで
例えばアルコールによる依存症といったように
元々抱えている病的な体質と言えるのかもしれません。
(食べ続けなければいけないという体質=食べ続け依存症のようなものでしょうか)
ご注意いただきたいのが
食べても太らない人や大食いの人たちが
病気や依存症だと言っているのではありません。
それを言うなら私も同じ体質ですので病気ですから。
実はここでお伝えしたかったのは上記のような話ではなく
痩せ体質や食べても太らないことに憧れるからといって
自分や子供をそういう体質に近づけようと下手に努力をしないでくださいということです。
例えば将来子供が太って困らないようにと
痩せ体質になると言われている
小さい頃からあえて寒い環境に身を置かせるようなことは避けてください。
わざわざ意図して子供を寒い環境に晒す必要はありませんし
そもそも子どものためになるかどうかもわからず
食べても太らないような体質は生体的には危険なのですから。
このことを知っていただくためにコラムの冒頭で前置きしたわけです。
とはいえ警鐘を鳴らしてるわけではなく
そこまで深刻に考える必要はありませんが
コラムを参考にしてあれはある種病的な体質なんだと知り
羨ましくても憧れたり嫉妬したりせず
皆様には自然体の自分自身に自信を持っていただきたいと思います。
そんな自分に自信が持てない場合はぜひご相談を。