人は意外性に惹かれるもの ~強がりは不幸を呼ぶ~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

いつも強がってばかりいるのではなく
たまには人に自分の弱みを見せることによって
自分にはこんな違う一面があるのだということを他人に知ってもらうことが出来ますし
その意外性から好感度が高まるということもあるんですね。

何でも自分一人で頑張り続けることが良いかのように、下手に強がってばかりいると
そんな振る舞いが図らずとも他人と壁を作ってしまうことにもなりますし
相手から声をかけてもらえないようになって(声をかけづらくなる)
段々相手にされなくなってしまうのです。

自分一人の力で一生懸命頑張り続けることが
むしろ円滑なコミュニケーションの妨げになってしまうんですね。

自分を知ってもらうということがどれだけありがたいことでしょうか。

人はわからないから不安や不審を抱き、関わりを避けようとしてしまうんですね。
これが孤立への道につながってしまうのです。

そして何より自分にできないことや弱みを見せると
人は心の中で助けてあげたいという心理が働き、協力的になってくれるものです。
(もちろん相手や関係性にもよりますが)

ただ自分が挙動不審だったり話しかけるな(関わってくるな)というオーラを発しているような場合は
自分から人との関わりを拒否しているのと同じですから
やはり相手も距離をおいて近づこうとしてこなくなります。

だから全部自分一人で頑張らなければならなくなる。

コミュニケーションが苦手かどうかは関係ありません。
全て自分の態度や振る舞いが自然に相手の行動を決定づけてしまってるんですね。
だからといって自分のせいだ、自分が悪いということではありませんよ。

人は何かわからないことには関わりたくない
トラブルに巻き込まれたくないという心理の警戒心が働きますから
人にわかってもらえない、自分を知ってもらえないということは不幸でしかないのです。

皆さんは自分一人で頑張ってたり、コミュニケーションが苦手だからと人との関わりを避けていませんか?

人との関わりを避けようとするのであれば、全部自分一人の力で頑張らないといけませんし
自分を良く見せようと頑張ってるだけ(我慢してるだけ)なのであれば
意地を張らずに肩の力を抜いてみることも必要だと思います。

他人に直接出来ないからやって、手伝ってと頼むということではなく
普段は頑張ってても全部自分一人でやってしまおうとしないで
人に頼ったりお願いするなど、普段とは違う一面を、つまり自分の中にある意外性を見せてはいかがでしょうか?

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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