一人になりたい時の心の整理術
私が今から挙げるキーワードをご覧いただき
皆様はどのように思われるでしょうか?
・キーワード
「白人」:「黒人」:「銃」
このキーワードを挙げただけで
「人種差別(の問題)」を想像する方が多いかと思います。
しかし冷静に考えてみると、私はただ上記のキーワードを提示しただけで
人種差別というキーワードは挙げていないのに
それらのキーワードから連想して、人は勝手に人種差別のことを連想するわけですね。
(自然に結びつける。結びつけてしまう)
もちろん皆さん全員が人種差別を連想したわけではないと思いますが
もし何もわからなければ(事前に何の情報も与えられていなければ。得ていなければ)
それがどうしたのかと、きっとどこにも結びつかないでしょう。
(連想できない。することが難しい)
つまり人は勝手に情報を結びつけ
これはこうだ、そうに違いないと、無意識によって関連付ける習性があるんですね。
誰も何も言ってないのに(今回の例では誰も人種差別のことなんて言ってないのに)
人は勝手にそう思い込んでしまうのです。
情報に操作されてしまうと言ってもいいでしょう。
よろしいでしょうか?
例えば今回挙げたたった3つのキーワードだけで、様々な状況が想像できますよね?
下手をすると殺人や殺人事件まで連想された方もいるかもしれません。
白人が銃を持っているか、黒人が銃を持っているかでも違いますし
白人か黒人のどちらかが倒れていた場合でも
それだけの情報でも人は勝手に自分の中で想像を膨らましてしまうのです。
また、白人の集団と黒人が1人といった情報を与えるだけでも
そこに人種差別の問題が頭をよぎるわけですね。
それだけの情報だと
もしかすると皆仲良しの集団で、子どもたちがおもちゃの銃で
サバイバルゲーム(ごっこ遊び)で遊んでいただけなのかもしれません。
最初に挙げたたった3つのキーワードだけでも
他に何の情報を与えなくても人は結末や結論を欲し
そこに何らかの意味を見出そうと、答えを求めてしまうのです。
この問題(習性)から学べるのは
よほど自分の中に客観性を持たなくては
自分の意思だと思っていることは実は情報に操作されてそう思い込んでいる
ということが言えるかもしれないんですね。
連想することや結びつけてしまうことがいけないと言ってるのではありませんが
用心しなければ(意識して客観性を持ち合わせなければ)
情報に振り回されて自分に直接関係ないことにまで感情的になり
不満やイライラ、そして相手に対する攻撃性にも結びついてしまうでしょう。
それは本来抱え込まなくても良かった問題(ストレス)を
自分の意思だと勘違いして抱え込むことになってしまうんですね。
情報操作やストレスから距離を置くためには
自分の中に客観性を持つことが必要です。
人は主観的な生き物ですから
客観性を持とうと意識してもどうしても限界はありますが
なるべく客観性を身につけることによって
どのようなストレスにもある程度対応することができますので
日常の中で常に意識しながら自分や周りを見渡してみてくださいね。
メンタルトレーニングによっても鍛えることもできますので
ぜひ心理カウンセリングで客観性を身につけましょう。